こんにちは、漫画大好きなりょう(@mangaryou)です。
ちはやふるの43巻が発売されていたので、今回はその感想になります。
43巻の物語はクライマックスとなる名人戦とクイーン戦の初戦となっています。
名人戦には新が出場し、現・名人位であり圧倒的な聴力を持つ周防さんとの戦いが繰り広げられ。
クイーン戦にはメインヒロインの千早が出場し、高校生クイーンであり圧倒的な強さを持つ詩暢との対決が繰り広げられています。
43巻では名人戦とクイーン戦の初戦がそれぞれ完結し、戦いに臨む4人それぞれの異なる想いが伏線的に描かれた内容で、戦いの行方が楽しみになる内容でした!
クライマックス真っただ中で楽しくなってきたちはやふる43巻の感想になります。
※ネタバレ注意
新vs周防さん|周防さんの迷い?
名人戦では、挑戦者として新が現・名人であると同時に既に永世名人の地位を得た周防さんとの戦いが描かれています。
周防さんは1字決まりが27枚あると自ら発現するほど聴力に優れておりかるたの才能は群を抜いていますが、周りの人への対応の悪さや問題発言が多くかるた界からは『早くいなくなってほしい』と思われてしまっている人物です。
実際、名人位5連覇を果たし永世名人を手にし、辞める気満々だったところに新が『来年倒しに来るから辞めないでくれ』といったところ、『じゃああと1年おまけ』と名人位を続けることを決めてしまうような人物ですからね。
かるたに本気で取り組んでいる人からすれば、あまりにもいい加減で多くの人を馬鹿にしたような発言が多いのも事実の人物です。
が、実際の人物像としては母親を煙たがる太一に対して、今の君を作ったのは母だと太一を戒めたり、故郷の親戚に今の自分の姿を見せるためにテレビ出演をしていたり。
予備校の講師という本業からもうかがえますが、意外にも色んなことを考えた上で行動し、実は面倒見がいい人間だと思うんです。
そんな周防さんが43巻で見せた、僕がとてつもなく気になっている謎の行動がこちら。。。
引用:ちはやふる43巻
初戦で最後の札が読まれている際に、周防さんは札から目を話し新へと視線を向けたんです。
周防さんが向けた視線の先には、静かでとても穏やかにかるたを楽しむ新の姿でした。
疑問として言えるのは、当然ですがなぜ試合中のとても大事な場面で周防さんは新たへと視線を向けたのか?ということです。
本来であれば音に集中し、並べられている札へと視線を向ける場面ですからね。
そんな大事な場面で周防さんは挑戦者である新たに視線を向けた。
この描写が一体何を意味するのか?
それを考えていくと、結局のところ周防さんは自分がかるた界に煙たがられている事実を理解していたり、かるたを素直に楽しめない自分を嫌っているのかなと思う展開です。
そんなこんなで今後確実に周防さんの本心が描かれると思いますが、周防さんの本心を知った時には涙せずには居られないだろうなって本気で思っています。
いや、だってかるた界の問題児とまで言われている人の本心が露になるわけですからね?
涙なしでは読めないと信じて疑っていませんし、本当に楽しみで仕方ありません♪
((o(∇^*o)ワクワク(o*^∇)o))
ちはやvs詩暢|誇りと覚悟が足りない2人?
名人戦と同時に行われているクイーン戦では、メインヒロインのちはやと現・クイーンの詩暢が戦っています。
戦いの流れは千早が劣勢でしたが十分に戦えていると思える展開で進み、最終的にクイーン戦・初戦は詩暢が1勝目を挙げました。
が、最後の読み札でどちらの取りか?という際どい状況になり判断は審判へと委ねられ結果は詩暢の取りと判断され初戦は幕引きとなりましたが。。。
ナレーター『1試合目からクイーンのこの表情 追い詰めているのは クイーンか挑戦者かー』
引用:ちはやふる43巻
試合結果としては詩暢の勝利で終わったのですが、今の詩暢はかるた初のプロ選手を目指しているわけです。
今の詩暢はかるた界初のプロを目指しているわけで、今の詩暢が魅せつけなければならないのは絶対的な強者という姿である。
この考えがあるからこそ、千早が声を上げた際に『競るならどうぞ』と圧倒的な余裕を見せつけ札を譲れず審判に委ねた自分が情けないと感じ怒りを露わにしているわけですね。
それと同時に挑戦者の千早は自分の着物ではないとはいえ、ギリギリでクイーンに食らいついている程度の戦績で終わってしまったわけで。。。
とてもじゃないですが、初戦の結果だけを見てしまえばクイーンを目指しているといっているだけの存在。
言葉を発するのは誰にも出来ますし、着物を忘れたことを含め様々な要因で千早は『自分の挑戦者としての覚悟が足りない』と自覚をした初戦となりました。
詩暢と千早、それぞれに足りないものがあるという展開が描かれましたが、それと同時に描かれたのがクイーンである詩暢の脳裏をよぎった一句。
原文
瀬を早(はや)み岩にせかるる滝川(たきがは)の われても末(すゑ)に逢はむとぞ思ふ
現代語訳
川の瀬の流れが速く、岩にせき止められた急流が2つに分かれる。しかしまた1つになるように、愛しいあの人と今は分かれても、いつかはきっと再会しようと思っている。
引用:https://www.ogurasansou.co.jp/site/hyakunin/077.html
意味合いとしては、2つに分かれた急流を男女に例えている一句であり、一時は別れましたが最後には2人がまた再開するという恋愛の一句だそうです。
今回の場合は男女ではなく、詩暢と千早を意味しているわけで、一時は詩暢が千早の覚悟の無さから突き放しましたが、今となってはクイーン戦の挑戦者として自分に立ちはだかっている。
この事実から千早の覚悟を認めると同時に、千早こそがライバルなんだと受け入れた瞬間なんでしょう。
詩暢の脳裏をよぎった一句の意味を理解するとかなり熱い展開であり、2人の戦いの行方が純粋に楽しみなる瞬間で今後の展開が楽しみです♪
ワクo( ̄▽ ̄o)(o ̄▽ ̄)oワク
まとめ|展開の速さに期待
物語的に既にクライマックスであり、名人戦とクイーン戦を描き終え新と千早のその後を描き物語は終わると思っています。
普通の速度で終わってくれれば最後まで素直に楽しめるのですが、不安なのはここから無駄に尺が伸びてしまう事ですね。
初戦の速度で4戦目まで続き、最後の1戦だけ長くするとかなら我慢できますが1戦ごとに徐々に尺が伸びるとなると本当に不安しかありません。。。
(;^_^A アセアセ・・・
熱い展開が続くのが取り柄だったキングダムですら、尺を伸ばしてコレ熱いか?という展開を続けた瞬間に微妙な評価になりましたからね。
これまでもちはやふるは時々変な方向に走ってしまう漫画でしたから、最後の最後に変な方向に走り出さないでほしいと思っています。
といっても、個人的には既に詩暢がプロを目指し始めた時点で変な方向に進んでいるなぁとは思っているのが事実ですけどね(笑)
いや、純粋にかるたを楽しんでいる2人の戦いでよかったのに、なんでプロという金銭的というか大人の問題をブッ混んだのかなぁって。。。
既に千早が勝ってもかるた界にメリットないっていう揺らぐことのない事実をどう処理してくれるのかが本当に楽しみですが、千早までプロになるとか言い出す未来は勘弁してほしいです。
苦笑いしか出来そうにないので。。。
(´-ω-`;)ゞ
クライマックスへ突入し楽しくなってきたと同時に不安もあるちはやふる43巻の感想でした!
o(* ̄ー ̄)〇グッ♪o(* ̄∇ ̄)ノバーイ♪
コメントを残す