今回はジンメン10巻の感想になります。
表紙は四季族の1人であり超大きな蛇であるフリューリンク。
四季族の中でも最も不気味な姿をしていますが、圧倒的な力を持っている四季族であり10巻ではフリューリンクとの戦いがメインに繰り広げられたこともあり、表紙としてはピッタリな表紙だとは思います。
。。。正直に言うとあんまり好きなキャラではないのでフリューリンクさんにはあまり触れずにジンメン10巻の感想に行きます!
※ネタバレ注意
vsフリューリンク戦決着|ヴィンターの最後
豚園長にとって最後の切り札とも言える四季族・フリューリンクとマサト達の戦い。
圧倒的な力を見せるフリューリンクに為す術がなかったマサト達ですが、四季族の1人であるヴィンターが豚園長と決別しマサト達との共闘することになりました。
地的有利を持っていたフリューリンクが優位ではありましたが、命令を下せるマサトがいることもあり最終的にはマサト達&ヴィンターが勝利を納めました。
が、最後の力を振り絞り抵抗を続けてきたフリューリンクによりヴィンターも命を落としてしまうのですが、最後の時が神々しくて。。。
ヴィンター『必ず勝つんだぞ』
引用:ジンメン10巻
自らの死を悟り、最後の言葉としてまだまだ甘えが見えるマサトに対し、必ず勝つんだぞと勝利への執着を促しました。
最後の最後まで無駄に神々しいし、ジンメンとは何なのだろうか?と考えさせられる展開で、何となく泣きました。
(ノДT)アゥゥ
もののけ姫に出てくるシシ神を彷彿とさせる神々しさですし、ヴィンターが死んじゃったのは残念としか言いようがありません。
残された四季族はマサトにより眠らされている牛の奴だけですし、物語的には完結間近という事になるのでしょうかね?
まだ豚園長も生きているのでドデカイ何かが出てきて、もう1戦くらいはありそうですがヴィンターの死に様は確実に終わりを感じてしまう展開でした。
ヴィンターとフリューリンク。
四季族同士の戦いに決着がつき、マサト達が逃走した豚園長を追うという展開でジンメン10巻は終わりでした。
中田さんも戦えるッポイ|死んじゃいそうな予感
フリューリンクとの戦いの最中に少しだけ活躍したのが中田さんでした。
豚園長『あいつも規格外だったわね…』
引用:ジンメン10巻
中田さんは物語当初から登場しており、マサトの監視役でありマサトと似通った作られた人間であることが明らかになっていました。
これまでは一緒にいるしちょいちょい戦いにも参加はしているのですが、物語完結が近い今でもなおジュウメンとしての力を使っていない人物です。
そんな中田さんに対して色々と知っているっぽい豚園長が、あいつも規格外と発言していることからも中田さんは戦えば割と強そうな印象はあるんですよ。
ただ、そう考えるとなぜこれまで一度もジュウメンになり戦おうとしなかったのか?という疑問が浮かぶわけで。。。
単純に考えればジュウメンにならないのではなく、ジュウメンになれる回数が残りわずかであるというのが可能性としては最も高いわけで、中田さんも最後は死んじゃうのかなと感じています。
。。。まぁ中田さんにそこまで思い入れはないので、別に死んじゃってもいいんですけどね。
割と色々と隠していたことも事実ですし、サクッと報いを受けて死んでくれても全然何も感じません(笑)
ここまでジュウメン化してこなかった人ですし、ジュウメンとして力を発揮した時の実力と、最後の死に方には期待してます。
それだけが言いたかった。
まとめと評価|どう完結するのか?
物語としては、中盤から大型化を始めすぎた結果として何が何だか良く分からない描写が続いており例外ではなく10巻も良く分からない描写が多かったです。
また敵であったフリューリンクが豚園長に最後まで付き従っていた理由も良く分からなかったですし、ヴィンターだけではなく他の四季族ももう少し掘り下げて戦う理由を描いてくれた方が読者としては有難かったし、物語に入り込みやすかったと思います。
そろそろ完結だとは思いますので、最後は他のどのマンガとも被らないオリジナル感溢れる終わりを期待します。
ちょいちょい色んな作品のパロディが入ってくるのですが、パロディの元ネタ読みたくなってしまうのでパロディ系ってあまり好きではないんです。
完結の仕方には多い期待してますが、不気味な見た目の動物たちをどうするのか?という明確な答えは残してほしいとは思います。
。。。だいぶ前にワクチン入りの水で浄化して元に戻しているので動物に人間の顔は要らないという答えは出ているわけですけどね。
ジンメンとなった動物たちとも分かり合えたらもっと面白かったというか、そういう物語を読みたかったのでガッカリはしています。
ただのグロホラーで戦うだけではなく、明確なメッセージ性も欲しかったです。
動物の人間への恨みってのは良く伝わりましたけど、せっかく人語を話すならもっと色々と考えを描いてほしかったという事です。
完結間近ですし、完結してからまた色々と言おうと思うジンメン10巻の感想でした!
(´∀`*)ノシ
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