発売日:2018年11月8日
作者:FLIPFLOPs
要点まとめ
ジスラン博士がドウメは自然発生した近縁種だと特定。
米軍の特殊部隊がダーウィンズのイベントに参加。
カナメとシュカの関係性が発展。
イベントがゲームマスターたちの戦いであることが明らかに。
物語はゲームマスターの正体が徐々に明らかになり、ダーウィンズゲームの本質が見えてくる展開でした。
物語の展開も見えてきた感じなので、気になったところについて感想を書いていきます。
ドウメの正体:近縁類
ジスラン博士の口から研究結果として、怪物たちの正体は人類の近縁類であることが明らかになりました。
哺乳類を中心に様々な発展を遂げた新種でありここ数年発生しゴリラのようなドウメ以外にもクジラ型も存在が確認されています。
引用:ダーウィンズゲーム16巻
この新種たちはシギルをシギルを持っているので人間の一般的な兵器では倒すのは難しいです。
しかし、研究の結果として毒ガスなどが有効であると推測されています。
また近縁種のために、酸素を奪う窒息死も可能であり人間に近いがゆえに人間を殺すための兵器が有効であると考えられているようです。
まだまだ謎は多いのですが、はっきりしてきたのがこの新種たち。
人類の近縁類でありシギルを持って生まれた化け物たちから人類を守ること。
それこそがダーウィンゲームの。。。
言ってしまえば、それを管理しているゲームマスターの本当の目的である可能性が高いと感じました!
ゲームマスター:世界線の戦い
新たなイベントの幕開けと同時に描かれたのが2人のゲームマスターによるやり取りです。
引用:ダーウィンズゲーム16巻
このやり取りの際に、ゲームマスターは世界線という話をしています。
どうやら世界線というのは世界軸が分岐した後のパラレルワールドのことを指しているようです。
それが無数に存在しており、分岐した世界ごとにゲームマスターが存在。
彼らが何かしらの理由で戦いあっているようでした。
戦いの理由はさておいても、このゲームマスターは過去のゲームマスターの姿からするにおそらくですが同じ人物でしょう。
そして、他の世界に存在している自分と戦っており、ゲームマスター同士の戦いの1つが
ダーウィンズゲームのイベント
であるのは間違いないです。
しかし、過去に登場した世界線のゲームマスターはダーウィンズゲームを開いてはいませんでした。
なので、それぞれの世界線で異なる理由でシギルを渡しそれぞれが自分の軍を制作。
その後、異なる世界にいるゲームマスター同士が自分の軍を使い相手と雌雄を決しているということでしょう。
戦う理由:敗北は世界の消滅
今回のゲームマスター同士のやり取りで想定できることは。
それは彼らの戦いでの敗北はおそらくゲームマスターの死を意味しているということです。
そして、ゲームマスターを失った世界線の消滅も意味している可能性が高いと思います。
こう考えますと、ゲームマスター同士が戦っている本当の理由も想定できます。
それは近縁類のドウメ達から世界を守るために
世界線を1つにまとめる必要性がある
ということではないかと思っています。
多数に分岐してしまった世界線を1つに戻すこと。
これこそがドウメ達から人類が生き延びられる手段であり、そのために世界線同士の戦いを始め消す世界を決めにかかった。
そして、この戦いの中心にいるのがシギルを生れ持っていた?ゲームマスターなのではないかと思います。
物語として面白くなりそうだなと感じたのは、主人公であるカナメはゲームマスターに怒りを燃やしています。
しかし、憎むべきゲームマスターが敗北してしまえば自分たちの世界線が消滅してしまうわけですよ。
言ってしまえば憎むべき相手と運命共同体であるともいえるわけで協力せざるを得ません。
複雑な展開になりますし、心理面という意味では面白い展開になりそうだなと思います。
。。。全部想定からの推測でしかないですけど、こうなってくれたら楽しいです笑
カナメとシュカが進展:死亡フラグか?
物語の主人公であるカナメと、メインヒロインであるシュカ。
物語が進むにつれヒロインが増えたり、最近のイベントにシュカは参加できなかったりと。
2人の関係には進展が見られませんでした。
しかし、今回久しぶりにカナメとシュカが描かれ平然と好きだと告白。
キスした後に、かベッドインしてしまったご様子でした。。。
引用:ダーウィンズゲーム16巻
久しぶりの2人から発展が早すぎて驚きました。
特に最近は物語的に2人の関係性が薄くなっていたので進展はうれしいかったんです。
ただ、今回の2人のやり取りが
死亡フラグ
とも取れなくはないので心配でもあります。
といいますのも、今回の物語で街の武器商人にカナメはヤクザと変わりないといわれ動揺していました。
理由こそあれここまで散々殺しまくってきたカナメが動揺したというのは大きなポイントでしょう。
カナメの中ではそういった人とは違うと思っていたからこそ、動揺したわけですからね。
ダーウィンズゲームというデスゲームでおかしな方向に成長し続けてきたカナメ。
並外れた戦闘スキルを持ちますが、良くも悪くもカナメは高校生です。
命がけという状況であり生きることに必死だったからこそおかしな現状に気が付かなかった。
そんなカナメが現実に引き戻されるには愛しているシュカの死がぴったりな気もします。
今回の出来事が単純にシュカがメインヒロインであるということを描いただけなのか?
それとも今回のイベントでシュカが死んでしまうというフラグなのか?
主人公とヒロインが一気に進展した理由が気になっています!
イベント内容:異世界が海賊
イベントが開始されましたが今回のイベントは海兵と海賊に分かれて100対100の戦いです。
海兵側は5つある宝物庫を守り切るのが勝利条件。
逆に海賊側は宝物庫を全部奪うことができれば勝利となります。
カナメ達側のゲームマスターが海兵を務め敵対しているゲームマスター側が海賊に振り分けられているようです。
過去のイベントがゲームマスター関連だったかは不明です。
が、今回のイベントに限っては間違いなく世界線同士の戦いのようです。
世界線の戦いで負けることが何を意味するのか?
今回の戦いで、謎が多いゲームマスターがダーウィンズゲームを主宰している理由が明らかになりそうです!
まとめ:世界の謎
ダーウィンズゲームにおいて最大の謎である、ダーウィンズゲームとはなんなのか?
この答えが徐々にですが見え始め、それは
世界線の戦い
のためにカナメたちの世界線のゲームマスターがシギルを配布しつつ駒を育てるためのゲームである可能性が高いでしょう。
ドウメ達が近縁類であることが明かされたりと、本格的に謎が明らかになっていくダーウィンズゲーム。
ダーウィンズゲームのすべてのが謎が明かされたときカナメたちはどうするのか?
世界線の存続をかけた戦いであれば、カナメたちは憎んでいるゲームマスターに協力するしかありませんから。
今巻でヤクザ呼ばわりされて動揺していたカナメ。
高校生であり精神面はまだまだ未熟という伏線が張られたわけですから、今後の展開はカナメの精神面が楽しみ1つになりそうだと感じています!
あとは、軽く触れましたがあのベッドがシュカの死亡フラグではないことを祈るばかりです!
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