こんにちは、漫画大好きなりょう(@mangaryou)です。
今回はあまりにも長すぎた朱海平原の戦いが終わり、キングダムらしいスピード感のある熱い展開が繰り広げらるようになったキングダム60巻の感想です。
物語の舞台は、秦・魏・韓・楚という4国に隣接している要地・什虎城(じゅっこじょう)と呼ばれる城を秦・魏の同盟にて攻め立てるという展開でした。
秦からは将軍である蒙武と騰が出陣し、魏からは第一将である呉鳳明(ごほうめい)が軍を率いて参戦!
それに相対するは什虎城を守りし、小国を失った強者たち。。。
6国を滅ぼし中華を統一すると宣言している政側に視点に描いているので、国を滅ぼされた者たちの無念などが語られること間違いなしの熱い展開だといえますッ!
(*゚▽゚*)ワクワク
それではキングダム60巻の感想です!
※ネタバレ注意
呂不韋からの最後の助言
政との舌戦にて敗北を認め、今は河南という地域にある城に隠遁している呂不韋の元に多くの権力者が集まっているという情報を手にした王宮は対応を余儀なくされました。
呂不韋の元へとあつまっているのは、元々政ではなく呂不韋側についていた権力者たちであり、今となっては朝廷からはじき出されている各残党勢力。
それがこぞって呂不韋の元へと集い、現王政への反逆を考えている可能性が高いとの情報が入ったわけで、中華統一を目指す大事な時期に内乱になりかねないと危惧しているわけです。
(((;´•ω•`;)))
呂不韋反乱の可能性ありと情報を得た王宮は呂不韋の命を奪うことを視野に入れて動くべきだ!と意見が出始めてしまいました。
王宮勢力としては内乱を未然に防ぐために当然の流れなのですが、肝心の政は直接会って話してくると言い出し少数の護衛を引き連れ呂不韋が隠遁している河南の城に実質単身で呂不韋と話をつけに行きます。
呂不韋が待つ河南の城でなんなく呂不韋と対面し直接話が出来るのですが、そこではかつての呂不韋とは思えない姿が描かれました。
呂不韋『しかし 本当に覚えておいて下され その優しさは大王の武器でもあるが 先々唯一の弱点と成り得ますぞ
夢夢お忘れにならぬように これが呂不韋の最初で最後の進言です』
引用:キングダム60巻
かつて国の乗っ取りを考えていた呂不韋とは大きく異なる、大らかで優しい雰囲気を醸し出す呂不韋の姿でした。
話からするに呂不韋が募ったのではなく、王政からはじき出された権力者たちの多くは頼れるのは呂不韋しかいないと考え勝手に集ってしまった。
そして、政に対し敗北を認めている呂不韋なりに権力者たちを収め、無駄な内乱を防いでいたようです!
この後、『最初で最後の進言』といった意味が明らかになるのですが、それは呂不韋が毒を飲み自害するため。
もちろん、あの呂不韋なので本当に自殺したのではなく、似た人を影武者のように使って死を免れていましたけどね。
今の王宮に対し不満を持つ者たちが依り代にしてきた存在が表向き消えたことにより、内乱の危機を消し去ってくれたわけです!
呂不韋らしい憎たらしい言葉も多く飛んできましたが、結果として間違いなく感じられたのは呂不韋が舌戦で敗北を認めた政の考えを今なお強く支持しているということ!
どこに放浪の旅に出たのかはわかりませんが、あの呂不韋ならどこでもうまくやれそうですし、今後の登場があるかわかりませんがしれっと登場するかもしれない!という楽しみが増えました。
どこぞの王宮乗っ取ってたらどうしよう。。。とか不謹慎なことに期待している自分がいます。
ワク(灬ºωº灬)テカ
魏秦同盟による什虎城攻略戦
趙の王都を狙っている秦軍ですが、李牧の残した戦術に捕まってしまい攻めあぐねていまいた。
この状況では隣接している魏軍が河を越え北上してくると趙軍・魏軍に挟撃を食らう形となり最悪・鄴すら失いかねない危険な状態です。
そんな状況下で秦が出した答えは、什虎城(じゅうこじょう)と呼ばれている城を魏に差し出す代わりに3年間の間、秦魏の同盟を組むというものでした。
什虎城と呼ばれる城は秦・魏・楚・韓の4か国の国境地帯にある最大の不落の要地と呼ばれている城です。
が、この話にはおかしな点があり、それは什虎城と呼ばれている城は、そもそもの話として秦の城ではなく現時点で楚が保有している城なんです。。。
同盟を申し出た秦側が元から保有していない城の明け渡しを同盟を組むための理由にしているわけですね。
(((;´•ω•`;)))
この話に対し、魏の王宮はかなり難しい判断を迫られた結果、軍司令の呉鳳明に決断を仰ぎました。
4か国の要地と呼ばれる城を得られる代わりに、什虎城も秦魏の同盟軍で奪う必要があるというかなり複雑で微妙に思える同盟案件でしたが。。。
呉鳳明『…死ぬほど不本意だが 秦軍と共闘し 楚軍をすりつぶす!』
引用:キングダム60巻
魏からすると自らの兵の血を流してでも秦と共闘し、什虎城を手にしたほうが得策だと呉鳳明は判断を下し、秦と魏の急造軍の共闘にて什虎城攻略戦が開戦!
秦の将軍である蒙武と騰の2将軍と、魏の第一将である呉鳳明率いる魏軍の共闘という胸アツ展開に発展しました!
o(≧▽≦)o
什虎城を守るは亡国の大将軍たち
秦魏同盟による什虎城攻めが開始されるも、結構な将軍たちが戦地に向かっているためにあっさりと戦いは終わりを迎えると思いました。
が、什虎城を守っている兵たちは並の強さではなく、合唱軍の際に楚の大将軍を務めた汗明を打ち取った蒙武将軍と一騎打ちを平然とやってのける総大将の満羽(まんう)を筆頭に4人の将軍が並の強さではありません。
その理由は什虎城に隠されていた秘密にあったのですが、驚愕の理由でした。。。
寿胡王『儂らは それぞれ滅びしかつての小国の生き残りよ まー小国といえどしずれも数万規模の軍は持っていたがな
そしてなぜ生き残っているかというと 国が消失してなお戦で敗れず
観念した楚が生存を認めたからだ』
引用:キングダム60巻
軍師を務めている寿胡王(じゅこおう)と呼ばれる人物が語ったのは、什虎城を守る4人の将軍とその配下たちの過去でした。
寿胡王曰く、それぞれが楚と戦い打ち滅ぼされた数万規模の軍を持つ小国の生き残りであり、殺すことが難しいと判断した楚が激戦地の什虎城にて生存を認めたためだそうです。
カタ:(ˊ◦ω◦ˋ):カタ
楚からすれば生き残りといえど屈強な兵たちを無理に殺すために楚兵を無駄に消耗するよりも、激戦地の什虎城での生存を認めそこを防衛させることで他国との実質的に部外者に争いを任せてしまう。
表向きは什虎城が楚であり続けられながらも、自分たちの指揮下にある兵を無駄に消耗せずに済む。
楚からすれば文字言葉通り得策であり、生存を許された満羽たちからもメリットしかない。
什虎城を守る将軍たちと楚の関係性はかなり際どいですが、どちらも損はないために今の関係に落ち着いているそうです。
圧倒的な兵力と兵の層を持っている楚軍から殺すのが難しいと判断されるということから、什虎城の兵たちの強さがよくわかることですけどね。
蒙武と騰。
そして、魏の呉鳳明。
この3人の実力をもってしても簡単には打ち破れないことから、楚があきらめたというのは真実なのでしょうが、この国を滅ぼされた強者たちとの戦いで何を描くのか?
そこがかなり気になっています。
だって、秦の王である政は6国を滅ぼし1つの国を作ると宣言しているわけですから。
彼ら国を滅ぼされし者たち。。。
守るべきものを失ってしまった者たちがどういう考えで今なお生き続けているのか?
ここを重点的に描いていくれるのでしょうから楽しみとしか言いようがありませんよッねッ♪
((o(´∀`)o))ワクワク
呉鳳明の底知れない強さ
秦と共闘し什虎城の攻略戦をしている呉鳳明。
拮抗してしまった戦況を打開すべく、呉鳳明が指揮する魏軍が助攻となり、秦の蒙武と騰が主攻となる戦略をとりました。
が、実際問題として呉鳳明がしているのは『蒙武と騰は3年後(同盟終了後)に真っ先に殺す相手』と表現したことから間違いなく、2人の実力を図ることでしょう。
呉鳳明は過去の秦に対しての合従軍で魏の総大将を請け負っていた男ですが、その実力は計り知れないと思える展開が続いており。。。
引用:キングダム60巻
一見すると苦戦していた什虎城攻めも、実は平地での戦いとは別に攻城兵を裏から回しているという手際の良さ。
魏軍の第一将を任されている男ですが、これまでの活躍は薄く飛信隊に本陣を強襲されるなどの出来事から雑魚の印象があったのですけどね。
実はかなりの軍師であり、相当の実力を持っていそうだなぁと思える展開が続いています!
( ° ω ° ; )
。。。冷静に考えると呉鳳明に思い入れないので、今後の活躍に期待ってまとめて終わりにしておきます(笑)
まとめ
キングダム60巻にて、全体的に物語のスピードは加速しているという感覚で昔ながらの熱い展開がサクサクと続く感じに戻ってきたとは思います。
朱海平原とかいうキングダムの闇を繰り返さない。
そういう強い意志を感じ取ったので、今後のキングダムには素直に期待させていただきたい(笑)
。。。擁護しようにも擁護できないほどにチンタラと長々やっていましたからね。
まぁ肝心の李牧はまだ戦う気満々なので、また李牧vs王翦の長ったらしい戦いが始まるかもと思うとゾッとしますけどねwww
もう二度としないと信じて読み続けていこうと思います。
スピード感ある熱い展開で楽しませてください!
60巻の感想というよりも、今後の展開への願望を述べたところでキングダム60巻の感想は終わりにします。
( ・ω・ฅ*)バイバイ♪
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