こんにちは、漫画大好きなりょう（@mangaryou）です。
今回は今際の路のアリス3巻の感想になります！
表紙はアリスが金属バットを…ハヨンが日本刀をアリスに突き付けて向かい合うという3巻の内容にぴったり過ぎる表紙です！
( • ̀ω•́ )b ✧
前巻のラストでは、精神的にくるったハヨンをアリスが煽り倒すという衝撃の展開で終わりを迎えましたが、3巻では怒り狂うハヨンとの対決が描かれました！
意外にも早い決着がつくと同時に、人を殺すこと、精神的に壊すことにに躊躇いがなくなった人たちが増えてきて本当に泥沼状態へと突入。
キマリさんが口にした『仲良しごっこ』という表現が本当に頭から離れない展開だったといえます。
それでは、今際の路のアリス3巻の感想です！
※ネタバレ注意
囚われのキーナとハヨンとアヨンの過去
キマリさんが隠していた2枚のトランプの内1枚を隠し持って逃げたアリスとキーナがたどり着いたのは砂に覆われ砂漠と表現するに相応しいほどに荒廃した名古屋でした。
炎天下に加えて、砂漠状態の名古屋。。。
当然ですがサバイバル経験のないアリスとキーナは水分の調達が出来ず、キーナは脱水症状を起こし身動きが取れなくなってしまいます。
動けなくなったキーナの為にアリスは1人で水を探しにキーナを残し動き始めましたが、追跡術を駆使して追ってきていたハヨンたちに身動きが取れないキーナが囚われてしまう事態へ。。。
アリスとキーナはジャングルの中を進んできたので、素人では行動ルートを割り出すのは非常に困難なはずなのですが、ハヨンとアヨンの姉妹。
この姉妹の元々の職業は元陸軍の尋問間と軍医という軍人であり、その際に身に着けた追跡術を駆使し、平然とアリスとキーナの足取りを追ってきていたことにより短時間でキーナをとらえたわけですね。
おまけに軍を抜けた後は、裏の仕事に就いており闇社会からの依頼でブツを横流しした人などを拷問し、横領ルートを吐かせるというのが生業だったようです。。。
普通に怖すぎますよね。。。
(((;´•ω•`;)))
水を調達しに行っていたアリスは、偶然にもキーナがハヨンたちに捕まる姿を目撃し、一時は姿をくらませていたのですが、一向に姿を現さないアリスに苛立ちを覚えた元陸軍尋問間・ハヨンが取った行動は当然。。。
ハヨン『聞こえてるといいな。ちゃんと、お友達に。』
引用：今際の路のアリス3巻
名古屋城に展示されていた日本刀を使い、脱水症状で弱っているキーナに対して拷問を開始しました。
精神的にくるっている状態の元陸軍尋問間が目の前に獲物を釣るための餌があれば当然のことですが、マジで怖すぎる。。。
闇社会で拷問を生業としていたハヨンに脱水症状の状態で拷問されるとか、見ているだけでも怖いですし絶対にされたくない。。。
まっとうに生きようと思いました(笑)
:(´◦ω◦｀):
ガモンの策略とアリスvsハヨン
ハヨンに拷問されているキーナの叫び声を聞いたアリスは、居ても立っても居られなくなりハヨンたちが待つ名古屋城へ向かうことを決意！
無謀としか思えない戦を挑もうとするアリスに対しアドバイスをくれたのは名古屋城門前で待ち構えていたすべての元凶であるガモンさん。
ガモンさんは『アネキを使え！ハヨンの弱点はアヨンへの過度な劣等感だ』というヒントを『ただのハンデだよ…あまりにも力の差が歴然じゃあ、ゲームは…楽しめねぇだろ？』という人の命がかかっている状況では、あまりにも下らない理由で教えてくれました。。。
完全に人を使って遊んでいるわけですし、ガモンさんの死に方が楽しみですね♪
(´,,>ω<,,`)
とまぁガモンさんの気まぐれでハヨンの弱点を知ったアリスは、アリスなりの作戦である名古屋城に火を放ったのちに天守閣？で待ち受けているハヨンの元へと向かいます！
そして、ハヨンと相対したアリスは『全員焼け死ぬか、アタシとここで決着をつけるか？』という狂気の2択をしかけます！
アリスからすればハヨンとの戦闘は無意味であり、あくまでもキーナを助けるのが目的なので、めちゃくちゃ合理的で考えられた戦略だといえますね！
が、結果としては、姉・アヨンの制止を無視したハヨンが焼け死ぬ前にアリスを殺すという選択をし、2人は殺し合いへと突入！
幼少期に父親に虐待を受けていたというハヨンの過去が明らかになるも、スポーツが得意な女子高生でしかないアリスが、元尋問間といえど軍人相手に勝てるわけもなく。
2人の戦いはハヨンによる一方的な展開となり、アリスは絶体絶命の危機を迎えました。。。
ハヨンの絶対的な格闘スキルを前に成す術もなく殺されてしまう。
最後とも思えたその時、アリスはガモンさんのヒントを思い出し。。。
アリス『アナタが本当に許せないのは…恐怖に負けた自分自身？父親？それとも…ずっとアナタを利用してきた、お姉さん？』
引用：今際の路のアリス3巻
幼少期から父親に虐待され続けたのは姉・アヨンではなく妹・ハヨンのみ。。。
そのことをガモンのヒントから悟ったアリスは、ハヨンに対してクリティカルな心理攻撃を仕掛けることに成功！
結果として、ハヨンの怒りの矛先はアリスから自分を見捨て自分だけを守る続けてきた姉・アヨンへと向けられ、あろうことかハヨンが姉・アヨンを本気で殺しにかかる展開へ。。。
チラホラと姉に対するコンプレックスを感じているのはわかっていましたが、日本刀で切りかかるほどとは。。。
虐待され続けた自分を助けてくれなかった。
そのことがハヨンの中では最も大きなしこりとなっており、アリスに説かれたことで、これまでの怒りの全てが爆発したわけですが、実の姉ですからね。
皆さん、実の兄弟は大切にしましょうね！笑
アリスのアウトドア術とハヨンの結末
煙が立ちこみ燃えているとしか思えなかった名古屋城ですが、実はアリスのアウトドア術によるブラフでした。
そのブラフの仕組みというのがこちら。
アリス『バーベキューコンロに入っているのは、薪と灯油とありったけの…発煙筒よ！
城を燃やしたと思わせたのはフェイク。
こうでもしないと、あの姉妹からは逃げられっこないでしょ！』
引用：今際の路のアリス3巻
使い道はほぼほぼ無いと思うといいますか、僕の人生でなくていいことなのですが、知っトク情報ではあると思えるアリスの小ネタがさく裂ッ！笑
インドア派である僕が一切知らなかった、バーベキューコンロの雑学を駆使し、あたかも名古屋城が炎上しているかのように見せかけていたわけです！
実際にハヨンとアヨンすらも騙されたわけですし、意外にも実用性は高いのかも？
雑学を上手く使い、アリスは元軍人姉妹からキーナを救出し逃げ出すことに成功！
さらに、運よく砂漠とかした名古屋に超巨大な砂嵐が直撃し、2人の視界を塞ぐと同時に逃げた痕跡を消してくれた結果として、アリスとキーナは完全に逃げ切ることに成功しました！
砂嵐のおかげで逃げ切りに成功したアリスたちなのですが、アリスに強い殺意を持っているハヨンは姉・アヨンの制止をまたも押し切り砂嵐の中アリスたちを追いかけるのですが衝撃の展開が待ち受けていました。。。！
砂嵐の中、ハヨンの後ろに姿を現した謎の男から至近距離で脳天を撃ち抜かれてハヨンは命を落としました。。。
ｶﾀ:(ˊ◦ω◦ˋ):ｶﾀ
この人物の正体は2択ですが、左手を負傷していることから手錠で標識に繋がれていたクキさんである可能性が高いと思います。
クラブのキングの可能性もありますが、クラブのキングが都合よく怒り狂っているハヨンを見つけるとは考えにくいですし、ド級の砂嵐の中を無理して動く必要性はありません。
なので、ハヨンたちに対し強い憎しみを持ちっているクキさんが、自らの左手をつぶし手錠から抜け出して、ショットガンを調達して殺しに来た。
そう考えたほうが自然なので、ハヨンを殺した謎の人物の正体はクキさんで間違いないでしょう！
あのおとなしそうな元・会社員のクキさんがハヨンを至近距離で。。。
それもショットガンで撃ち抜くっていうのは衝撃としか言えませんが、ガモンさんに冤罪を着せられていたと明かされていますので当然といえば当然の展開とも言えますね。
荒廃した世界で精神状況が悪化した人間には何でもできる。
そう思うと同時に、やっぱり平和が一番だなぁと素直に感じたシーンを迎えたところで今際の路のアリス3巻は終わりでした。
まとめ
元々は12名で幕を開けた物語ですが、3巻にてアジキ・ユラ・ハヨンの3名が命を落とすというかなり速いテンポで物語が進んでいます！
アリスが原因で妹が殺されたという理由で、姉のアヨンもアリスを殺すために動き出すでしょうから、ハヨンが死んだところでアリスとキーナの旅路が苦しいものであることは変わりありません。
というよりも、今回の女子高生vs元軍人という一見すると目に見えた結果としか言いようがない戦いにアリスが勝利したことにより、アリスを危険視する人が増えるのは間違いないでしょう。
東京に向かう旅ですが、トランプに執着し始めた人も多いですし本当に最後はどうなるのかが楽しみな展開です。
特に気になっているのは、所在がつかめないクラブのキングと早々に旅から離脱したハートのキングを持つトミーさんが何を考えているかということです。
キングの絵札を持っている人たちは、所持品で記憶を取り戻す描写が描かれているので、トミーさんとクラブのキングも十中八九記憶を取り戻していますからね。
キングの絵札を持っている人たちは何をどこまで知っているのか？
取り戻した記憶とはいったい何なのか？
この辺が今後の物語で非常に注目すべき点であると同時に、しっかりと考察しながら読むと楽しめるポイントだと確信しているので注視していこうと思います！
ﾜｸ(灬ºωº灬)ﾃｶ
というわけで、今後が楽しみすぎる今際の路のアリス3巻の感想でした！
バ ィバ ィ (o´・_・｀o)ﾉｼ
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