ハンターハンター36巻】幻影旅団全滅の未来しか見えない【感想と評価

ハンターハンター36巻が発売されました。

今回は船で繰り広げられている王子たちの戦いと、ヒソカvs幻影旅団の戦い。

それぞれが本格的に幕を開けた展開となりました。

 

久しぶりの新刊で全体的に状況整理の色が強い内容と感じた1冊の感想です。

36巻の要点まとめ

・第2王子カミーラが第1王子に帰り打ちにされる。

・イルミが幻影旅団に参加。

・幻影旅団がヒソカ狩りを開始。

・王子たちが念能力を取得するために行動開始。

・各階層を仕切るギャングとそのケツモチ王子が図にされる。

全体的に状況整理の1冊でした。

王子たちの戦いに幻影旅団とヒソカの戦い。

これが最後には1つの戦いになるのでしょうが、いったいどう絡んでいくのか?

34巻でも少し見えてきた気はしましたので感想です。

第2王女カミーラ:死後に強まるねん

物語の中心となっているカキン王国の王子たち。

第1王子やその警護兵たちが念能力を取得していましたが、第2王子のカミーラも念能力を取得していました。

 

その取得していた能力と言うのが、かなりの優れもので。。。

引用:ハンターハンター36巻

『死後発動し攻撃して来た者の命を持って蘇生する』

という死後に強まる念を絡めた蘇生+殺害のカウンター型の念能力。
∑( ̄ロ ̄|||)

 

念獣ではなくカミーラ独自の念能力なのですが、王子たちが既に死後に強まる念すら体得しているという驚愕の展開。

かなり有効ではありますが、どういった経緯で死後が発動条件の念能力を体得したのか?

 

元々謎に包まれている王国として描かれてきましたが、予想以上に様々な方面に影響を持っていると感じました。

少なくとも念能力に精通している誰かとの接触がなければカミーラはこの力を持ちえないですからね。

ハンター協会が教えるとも思えませんし、王国内か王国に深く関係している誰かがカミーラに教えたことになりますから。

 

物語的に、もしかすると戦闘狂のヒソカが王子たちの戦いを乱すために教えた可能性もありそうな気もします。

ヒソカなら自分が楽しければ平然と念能力の秘密もバラ撒きそう。。。

なんと言っても、幻影旅団を狩る為の舞台をより楽しくするために教えたってのは十分あり得ると思います。

 

流石に死後に強まる念を王子に体得させるなんて言うやり方は、王国側の人間とは思えないですし、死後に強まる念で蘇生したヒソカなら思いつきそうな能力でもある。

船での全ての戦いが最後には1つの戦いに集約される。

そう考えると第2王子に念能力を教えたのはヒソカである可能性が高いと思えます。

イルミ参戦:狙うはヒソカ

キルアの家であり暗殺家業を営むゾルディック家。

その5男であるカルトが幻影旅団に入っていましたが、長男である針使い・イルミも幻影旅団に所属してました。

引用:ハンターハンター36巻

『彼が死ねばボクに報酬が入る婚前契約(エンゲージメントリング)』

イルミが幻影旅団に入った理由は、エンゲージメントリングという契約でヒソカを殺せば報酬が入る為。

本気の殺し合いを望んでいる様で、互いに互いを殺すことを目的に楽しんでいる様子です。
(;^_^A アセアセ・・・

 

作中に登場している謎めいた2人ではありますが、遂にヒソカとイルミが殺し合う。

面白い展開になってきましたし、ここで気になるのはゾルディック家が何のために幻影旅団に関わっているのか?

イルミとカルト。

2人も幻影旅団に参加しているとなると、明らかに怪しいというかゾルディック家の狙いは幻影旅団のような気がします。

 

基本的にバラバラに動く幻影旅団を崩すには内部に仲間を送り込むのが効果的でしょうしね。

普通に考えればゾルディック家が幻影旅団に入る理由もなければ、それを認める理由もない。

色々と考えると、既に幻影旅団を潰す依頼を受ける前提で動いているのかなって思えて仕方ないです。

 

依頼が入ればすぐにでも潰す。

その為に仕込んでいる最中と考えれば、ゾルディック家の面々が幻影旅団に入っている理由も納得できますから。

 

今回の船でイルミとカルトがどう動くのか?

ヒソカとまともに戦う気があるのか?という点も注目していきたいと思います。

幻影旅団:vsヒソカ

幻影旅団とヒソカの本格的な戦いの幕開け!

闘技場での戦い後に生き残ったヒソカの不意打ちにより仲間が殺されたことで皆さんご立腹のようで。。。

引用:ハンターハンター36巻

『手に入れたら又集まって あのテーブルで食事をしよう』

団長であるクロロがヒソカの首を獲ってこい!と命令を下し本格的にヒソカ狩り開幕!

 

幻影旅団全員とヒソカの戦いであれば、ヒソカに勝ち目はないんですが。。。

幻影旅団には幻影旅団のやり方があり、あくまでもそれぞれが個別。

自分で気の合う仲間と手を組み、1~3人程度のチームに分かれてヒソカ狩りに向かいました。

 

幻影旅団のやり方なんでしょうが、どこに潜んでいるか分からないヒソカ相手にこのやり方はフラグとしか思えません。

 

だって、ヒソカの能力って意外に暗殺向きと言うか不意打ちの方が向いている能力ですから。

ゴムを張って戻すっていう単純な能力ですが、仕掛ける時間がたっぷりあるヒソカの方が有利な気がします。

ヒソカの性格的に待ち伏せはしそうにないですが、クロロとの戦い以降は幻影旅団相手にはやり口を選ばないって宣言していますからね。

ヒソカが万全の罠を張り待ち伏せている可能性は十分あると思います。

 

特にヒソカの性格や戦い方を知っている幻影旅団の面々であればあるほどに、予想外の罠にサクッと引っかかってしまいそうで。。。

バラバラに行動するという行為に走った幻影旅団がアッサリ殺されていきまくりそうで怖いです。

 

ついでに言えばこの船にはクラピカも乗っているわけで、ヒソカがクラピカと組む可能性すらあるんです。

そうなってくると、クラピカに念能力を一時的に消させ何もできない相手をヒソカが殺す。

幻影旅団に激おこの2人が手を組み旅団にとって凶悪コンビが爆誕しかねません。

 

色々と考えると旅団の方が圧倒的に不利な状況と言うか、自ら不利な状況に足を踏み入れてしまっている。

幻影旅団全滅路線にしか思えない展開が繰り広げられていました、

まとめ:状況整理の1巻

連載が中断されているハンターハンター。

最近になりまた連載が再開されましたが、色々と勢力と戦いがあり過ぎてごちゃごちゃし過ぎな印象を受けています。

そんな中で発売された最新刊では、安定の内容整理の一冊だったという印象を受けています。

 

ゴンやキルアが一切出てこずに終わりそうなカキン王国編。

ガチで一切登場せずに10~15巻くらい進みそうですが、面白い内容になりそうなので期待はしています♪

 

ハンターハンターは連載止まってばかりで不満はあるのですが内容が面白いんでね。。。

連載がもっとサクサクと続いてくれたらもっと好きになれるんですが、面白いんで。。。

面白いは正義!笑

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