炎炎ノ消防隊】1巻のあらすじ感想と考察!家族を焼いた犯人は?

発売日: 2016年2月16日
作者:大久保篤
連載誌:週刊少年マガジン

あらすじ:要点まとめ

要点まとめ

足から炎を出す能力者・森羅日下部(しんら くさかべ)がヒーローを目指す物語。

過去に事故で両親を殺したとされるが、森羅は他に犯人がいると思っている。

焔ビトと呼ばれる人間が発火し暴れ出した化物を倒す。

焔ビトと呼ばれる化物を倒す特殊消防団に主人公の森羅が入隊することから始まる物語で、内容的には王道ヒーロー物だ。

面白いような面白くないような。

そんな印象を受けたので、そう印象受けた理由を触れていこう。

焔ビト:特殊消防隊の目的

まず物語の中心であり敵でもある焔ビトから触れていく。

引用:炎炎ノ消防隊1巻

ある日を境に普通の人間が突如燃え出すようになった。

この謎現象は誰しもに発生する可能性があるのだが、第一世代と呼ばれる耐性の無い世代がこの現象の被害者になると焔ビトと呼ばれる自我を失った化物に変わるのだ。

謎の現象により自我を失い暴走する第一世代の成れの果て焔ビトの被害を最小限に抑えると同時に、肉体を焼かれながら苦しみ続ける焔ビトとなってしまった人を救うこと、謎の発火現象の正体を突き止めるのが特殊消防隊の仕事である。

 

ちなみにだが、この謎現象に対し適合したのが第二世代・第三世代と呼ばれる存在達だ。

第二世代はある程度の炎のコントロールが可能であり、第三世代は自ら炎を生み出し操ることが可能である。

いずれも超能力者と言う枠組みに入るが、第二世代よりも第三世代の方が能力値が高い。

 

作中では発火現象の謎は突き止めることが出来ておらず、なぜ第一世代だけが焔ビトになってしまうのかも不明である。

しかし、誰が発症するか分からないとはいえ、第一世代だけが発症するのだから第一世代を隔離しておくべきでは?と言わざるを得ないが作中ではそうはしていない。

数が多いのが原因だといわんばかりだが、数が多かろうが危険な存在に成り果てている存在達に普通の暮らしをさせる事には違和感を感じざる得ないのだ。

 

あまりにも大きな危険を孕んでいる化物予備軍に普通の暮らしを提供している世界観を受け入れるのは難しいが、これこそが発火現象の謎に直結しているとも考えられる。

言ってしまえば、ある程度の地位の人間たちは既に発火現象の理由を把握しており、自分たちの周りの人間が焔ビトになり自分たちを襲わなことを熟知してると考えればある程度は納得できる。

自分たちの安全を確保しつつ、まだ解明途中である焔ビトや発火現象を放置し目的の状況を待ち続けている。

そう考えれば、発火現象の被害により危険な存在・焔ビトになる第一世代を放置している理由も納得は出来るので1巻の時点では危険生物予備軍を放置している世界観には強く言うべきではないだろう。

 

読者としては今後の巻で明確な理由が出てくるのを待つほかない。

森羅の目的:母親を焼いた犯人は森羅か?

物語の主人公であるのが森羅だ。

彼は第三世代と呼ばれる発火現象に適合した世代であり自らの足から炎を生み出すことが出来る能力者

その能力を使えば火力を活かし空を飛ぶことは勿論、地面を強くけり人間離れした速度での移動が可能であり、ヒーローと言えばのライダーキックさながらの必殺技も足に炎の力を貯める事で再現可能である想像以上に便利な力である。

 

そんな森羅が焔ビトと戦う事が任務である特殊消防隊に入隊した理由は、今はなき母親との最後の約束であるヒーローになるという約束を果たす為と、森羅の能力が理由で死んだとされている母親と弟を殺した本当の犯人を探し出す為である。

森羅が探そうとしている犯人の姿は1巻にて登場するのだが、その姿は。。。

引用:炎炎ノ消防隊1巻

焔ビトにしか見えないほどに焔ビトである。

見た目的な特徴が全て一致していることからも、普通に考えれば森羅の母親と弟を焼き殺したのは森羅が見た焔ビトであるのは疑いようがなく、既に倒されている可能性の方が遥に高い

物語的に考えると、主人公の復讐相手が既に倒されていました!という展開は絶対にないと思うので森羅が見たこの焔ビトは森羅である可能性が高いと思う。

 

一時は焔ビトになった後に人間に戻った固体であると考えれば、1巻のラストにて登場した如何にもな姿をした敵キャラの言い分も理解はできる。

引用:炎炎ノ消防隊1巻

『12年前…お前の身に起きた火事のコト…知りたくねェか?』

如何にも風な敵が言っている言葉をよく聞くと、お前の身に起きた火事のことと言っており森羅が燃えたと言っているわけだ。

森羅自身が発火現象に合い1度燃えた後に適合し今の力を手に入れたというのは分かるが、その際に1度焔ビトに成り果て家族を焼いた可能性は十二分に考えられる。

 

私がこう考える理由は2つある。

1つは12年も前の出来事を如何にもな敵キャラが覚えていることであり、もう1つは主人公である森羅が憎むべき相手が自分の中にいるとなれば12年も前に現れ既に倒されているんじゃないか?としか思えない焔ビトに主人公である森羅が復讐しようとしている矛盾点にも納得できるためだ。

後に自らの中の憎むべき相手と戦う成り、ヒーローになる為に憎むべき相手から力を借り続けるなど描けばそれっぽくなるというのも理由といえば理由だがここは触れずに行こうと思う。触れたが。。。(´-∀-`;)

 

つまり、森羅の家族を焼いた犯人は森羅の中に眠る焔ビトであると予想する!

まとめ:王道物だからと言えばそう

ソウルイーターの作者が描く16年からの新作という事になるのだが、物語は王道ヒーロー物であり1巻目の内容は極普通としか言いようがない。

王道を行く為に主人公がヒーローを目指すなど普通の展開が続き、敵がどういったものなのか?というのを描く必要があったりと進みは遅く別段引き込まれることはなかった。

今後の展開で主人公が戦う理由だったり、特殊消防隊と言うのが何のために発足されなぜ未だに発火現象を突き止められないのかなどが深く描かれれば楽しくはなりそうではある。

王道ゆえに仕方が無い事の気もするが、先の展開に引き込まれることは特になかった1巻だった。

 

2巻以降では主人公が目指すヒーローの明確な定義や、特殊消防隊が存在する意義を深く描くなりしてくれていることを祈る。

ソウルイーターの作者だけにダークな印象が強い独特な世界観を活かした作品を期待していたので、少し残念さを感じたということを最後に言っておく。