こんにちは、漫画大好きなりょう(@mangaryou)です。
アニメも絶好調の進撃の巨人最新刊となる32巻の感想になります。
32巻では物語が明確にクライマックスへと突入し、全ての勢力が出尽くし本当に残り2~3巻で終わるんだなぁというのがよくわかる内容でした。
異なる勢力の正義がぶつかり合ったり、老兵たちが命を懸けて希望をつないだり。。。
本当にいろんなことがありながらも、しっかりと終わりへと向かう内容だった進撃の巨人32巻の感想になります!
※ネタバレ注意
パラディ島勢とマーレ勢が話し合う!
これまで長きにわたり戦いを続け、多くの人々を殺し合った両勢力。
終わりの見えない憎しみの連鎖を繰り広げていた勢力同士の主要メンバーによる話し合いが32巻にて、ついに実現したわけです!
話し合いに参加したのは、パラディ島側からはエレン派から離脱しエレンが行おうとしている『大虐殺・地ならし』を止めることを決意した面々である以下6名。
アルミン
ミカサ
ジャン
コニー
リヴァイ
ハンジ
マーレ側から参加したのは地ならしの発動により圧倒的不利な状況へと陥りながらも生き残った、9つの巨人の継承者と継承者候補である戦士隊と軍の元帥たち6名。
テオ・マガト
ライナー
アニ
ピーク
ガビ
ファルコ
そして、反マーレ派義勇兵からは主要メンバーの生き残りである2名。
イェレナ
オニャンコポン
という3つの異なる意思を持つ勢力の主要メンバー14名による話し合いとなりました。
ジャン『…正義だと?今…正義を語ったのか…?あんたが?
あんたらが送り続けてきた巨人に抵抗してきた俺たちが悪だったのか!?
いいか!?
俺たちが必死に戦ったのは巨人に食い殺されたくなかったからだ!!
それが悪魔の所業だって言いてぇのかよ おっさん!!』
テオ・マガト『あぁ…お前たちは悪魔に見える
パラディ島脅威論は現実となり今や世界は滅びつつある
お前たちが必死に戦った結果がこれだ…違うか?』
引用:進撃の巨人32巻
過去の大きな過ちを理由にぶつかり合う2つの勢力は正義という名の憎悪をぶつけ合いました。
過去に大きな過ちを犯したエルディア人の末裔であるパラディ島に住む人々への消える事の無いマーレ国民の憎悪。
それを理由に現在に至るまでエルディア人を巨人に変え、パラディ島に送り込み続けたマーレ国民へ抱くパラディ島の人々の憎悪。
互いに抱く憎悪が正義へと変わり、どちらが正義なのか?という話し合いへと発展してしまったわけです。
双方の正義がぶつかり合い、手を組むなどやはり無理だと思わされた話し合いでしたが、最後には。。。
ガビ『すごく…図々しいことはわかってますが…皆さんの助けが必要です…どうか…私たちに力を貸して下さい!』
引用:進撃の巨人32巻
戦士隊と呼ばれる、次期9つの巨人を継承する候補生の1人であるガビが頭を下げたことにより収束しました。
最後には本来であれば戦場にいるべきではない歳の幼い子供が頭を下げて終わったわけですよ。。。
本当に悲しい展開ですよ。。。
(´;ω;`)ウッ…
過去のことに執着し、始祖の巨人により記憶を消されていようが過去に虐殺を行ったジャン達・パラディ島勢力が悪いといい続けるマーレ勢が悪く感じられるところではありますけどね。
僕としては冷静に考えて、双方の言い分には正当性があり、どちらも正しいことを言っていると思と同時にとても悲しい展開だと思うんです。
だって、マーレ側の言う巨人の力を脅威であるという意見は、まさにジャン達が身をもって体験したとおり、疑うことのできない事実です。
それと同時に、マガトが言った通り、巨人の脅威は確かに存在し、今まさに世界に脅威を与えているのも事実です。
ただ、マーレがエルディアの過去の過ちに執着してしまったからこそ。。。
過去の憎しみにとらわれてしまったからこそ、今まさにエレンが怒り憎しみに囚われ世界を壊すと。。。
パラディ島以外に住むすべての人々が最悪の事態に陥ってしまったのも事実なんですから。。。
事実として、この展開。。。
始祖の巨人の力を使い『地ならし』が発動する可能性はマーレ側の人々がわからなかったわけはありません。
それを知りながらも憎しみに囚われ、怒りのままに手を下し最悪の展開へと発展してしまった。
本当に悲しい展開であり、憎しみに囚われる本当に怖さを感じる展開だと僕は思いました。
:(´◦ω◦`):
地ならし|やり方返した先に…
始祖の巨人の力を行使し、地ならしを発動したエレン。
大型巨人たちと共に海を渡り、ついにはマーレ本土へと到達し、地ならしによる本格的に虐殺が幕を開けてしまったわけです。
マーレ本土に上陸した際に印象的だったのがこのシーン。
マーレ兵『あれは…あ…ヤツだ…進撃の巨人だ』
引用:進撃の巨人32巻
圧倒的な戦力を引き連れる進撃の巨人ことエレンを見ておびえるマーレ兵。。。
本当に絶望がよく伝わるシーンなのですが、これはエレンたちが超大型巨人を纏ったベルトルトを目にした際と同じ展開でもあるわけで。。。
怒り狂ったエレンがマーレの人々へとやられたことをやり返しているというのが、進撃の巨人を読んできた人たちであれば、よくわかるシーンでもあります。
( ̄▽ ̄;)
本来であれば終わりのない憎しみの連鎖へと続く道を、圧倒的な力で終わらせる。
地ならしの発動でエレンの覚悟がよくわかりますけどね。
やっていることは何も変わらないというという悲しさ。
エレンが発動した地ならしが行き着く物語が楽しみになったところで、進撃の巨人32巻は終わりでした。
まとめ
進撃の巨人32巻での大きな出来事は、エレンが発動した地ならしがマーレ本土へと到達したこと。
ミカサ達パラディ島勢力とガビやライナーといった9つの巨人を継承した人々が手を取り合いエレンを止めるために動き出すという決意。
そして、テオ・マガトとキース・シャーディスという異なる勢力に属していた2人の老兵が命を懸けて、地ならしを止める希望をつないだこと。
32巻の内容で、この3つの出来事が大切な出来事だったと思います。
それぞれの勢力のメンバーが集まり、主人公であるエレンが発動した地ならしを止める。
クライマックスに突入したのがよくわかる内容なのですが、最終的には本当にどうなるのかが楽しみです♪
エレンを止めるんでしょうけど、始祖の巨人の力を使いこなせる状態であるエレンを、いったいどうやって止めるのか?
全然止める手段が思い浮かびませんけど、王道的にいけば、やっぱりミカサやアルミンなど104期生の言葉で止める!という展開でしょうね。
とはいっても、エレンはみんなの想いを理解したうえで、地ならしという虐殺をみんなのために始めたのも事実。
う~ん。。。
考えてみると王道的な終わりは迎えないってことかなぁ。。。?
考えても答えが出てこない気がしたので、終わり方が楽しみすぎるとまとめて終わりにします(笑)
進撃の巨人32巻の感想でした!
(o´・ω・`o)ノシ
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