呪術廻戦9巻の考察と感想※ネタバレ注意|夏油が呪詛師になった理由とメカ丸裏切り問題。

こんにちは、漫画大好きなりょう(@mangaryou)です。

呪術廻戦の9巻が発売されていたので、今回はその感想になります。

 

物語では五条悟を封印する計画を進めている呪詛師・夏油と五条悟の過去の物語が完結し、夏油が呪詛師へと落ちてしまった理由が明らかになりました。

呪術師として悟と共に高専に通っていた夏油が非呪術師を救うという考えを捨ててしまった理由など。

夏油の選択が正しいかは別にして、夏油の悲しい物語が展開され今後の戦いで繰り広げられるだろう悟と夏油の考えの違いが中心になる会話が楽しみになってくる内容でした。

呪術師という人を救い続ける道の苦しさ故の結果でしたから。。。
o(TヘTo) クゥ

 

色々と先が楽しみなる展開が描かれた呪術廻戦9巻の感想になります。
※ネタバレ注意

夏油が呪詛師になった理由|迷いの果てに…

悟と共に高専に通っていた夏油が呪詛師になってしまったのは、単純な理由でした。

その単純な理由というのが、この世界から呪霊を消し去る為というものです。

 

この世界から呪霊を消し去るには2つの方法があるんです。

 

1、全人類から呪力をなくす。

2、全人類に呪力のコントロールを可能にさせる。

 

といいますのも、呪霊は人間から漏れた呪力で生まれる存在であるようで、呪力をコントロールできる呪術師からは呪霊は生まれないという事実だそうです。

 

生きている誰しもが呪力を多少は持っていますが、ほぼすべての人間はコントロールが出来ずタレ漏らし状態。

そのタレ漏れた呪力を元に呪霊が生れてしまっているので、呪霊をこの世界から消し去るには、この世界の全ての人間を呪術師にするか、非呪術師たちと呼ばれる一般人全員を呪術師にするか、皆殺しにしてしまえばいいわけです。

 

どう考えても一般人を皆殺しにするという考えは、一般人を守ることを念頭に戦う呪術師からはかけ離れています。

が、夏油は任務で一般人の呪力絡みのイカレタ宗教団体の出来事に巻き込まれてしまったこと。

悟と肩を並べ高専『最強』と呼ばれていたが、悟の覚醒で大きな力の差が生れ、死んでいく仲間たちを救えない無力さに苛立ちを感じたこと。

様々な出来事が夏油を精神的に追い詰めた結果、呪術師以外を皆殺しにするという考えにいたってしまい、夏油は呪術師から呪詛師へとなり果ててしまいました。

 

ただ、個人的にこの一連の出来事で本当に悲しいと感じたのは、夏油が自分を無力な存在だと思ってしまっているという事です。

高専時代に相棒だった悟は戦いの中で覚醒し、今となっては自分よりも圧倒的に強い事を知っているのに呪詛師に登録された夏油は悟の前に姿を現し。。。

夏油『君にならできるだろう 悟

自分にできることを他人に「できやしない」と言い聞かせるのか?』

引用:呪術廻戦9巻

悟と戦えば勝ち目はなく、ほぼ確実に殺されるにも関わらず、悟の前に姿を現した夏油は『お前なら(非呪術師を皆殺しも)出来るだろう』と言葉を残し抵抗するそぶりすら見せず、殺したければ殺せと背中を見せ去っていきました。。。
(ノДT)アゥゥ

 

夏油は悟に対し『自分が出来る事を精一杯やる』とも言い残しているのですが、なぜ夏油が悟の前に姿を現したのか?を考えると悲しいですよ。

だって、結局のところ夏油は自分の無力さに対し怒りを感じているというのが分かると同時に、この世界の人々に絶望してしまっているというのも分かりますから。

呪術師として守ろうとしてきた非呪術師と呼ばれる一般人は本当に守る価値があるのか?

非呪術師を守る為に死んでいった仲間たちは、本当にあいつらの為に命を落とす必要があったのか?

夏油の中で様々な想いが交錯し、迷いに迷った結果として無力な自分で出来る事が呪霊の根本的な廃絶のため、非呪術師の虐殺だったと思うと本当に悲しい展開です。
“(/へ\*)”))ウゥ、ヒック

 

ただ、辛いのは夏油だけではなく悟も同じですよね。

実際問題として、夏油は人の汚さに心を折られたわけですが、悟がいたからこそ夏油は自分の無力さを感じてしまい余計にその考えが強くなってしまったのは明白ですから。

夏油が自分よりも悟の方が優れていることを認めているからこそ『お前なら出来る』という言葉を残していったわけで、相棒として共に呪霊と戦ってきた仲間が呪詛師になり果てた要因の1つは強すぎる悟の存在でもあるんです。

 

悟は普段からふざけていますが、呪術の性能からもわかる通り頭が悪いわけではないですからね。

夏油が倒すべき呪詛師になり果てたことを知っても、自分の手で命を絶ちたくはなかったし絶てなかった。

呪詛師を見逃す形となり結果として被害は拡大を続けており、悟の判断が呪術師としては正しくないのは間違いありません。

が、人としては殺すべきではなかった状況であると同時に、悟が周りを精神的に寄せ付けようとしない要因の1つが夏油との出来事何だろうなぁと強く感じた出来事でした。

 

結局は自分の強さが夏油という親友を憎むべき呪詛師にしてしまったわけですから。。。

強すぎるっていうのも、いいことばかりじゃないんだなぁって本気で感じたダブルで悲しい展開でした。
(´;ω;`)

メカ丸vs真人|勝ち目なくない?

高専の交流会など明らかに呪詛師側に情報が漏れていた展開が描かれてきましたが、裏切り者はメカ丸こと与幸吉(むた こうきち)でした。

交流戦でも描かれたように『主力を無くしてでも健康な肉体』が欲しいという願望を持っていたメカ丸はその願望に付け込まれる形で内通者へとなり果てていました。

一応は内通者になる条件に『京都校の人間には手を出さない』という縛りを付けていたので、ある程度の良心は残っていたようですけど、お前かよ感ハンパなかった。。。
(;´▽`A“

 

そんなこんなで内通していたメカ丸君ですが、条件を果たしたようで交換条件として真人の能力により肉体を直してもらいました。

が、呪術師と呪詛師という相容れぬ者同士。

当然ですがいつまでも仲良くしておくことはできず、メカ丸さんは交換条件で体を治してもらったとたんに。。。

引用:呪術廻戦9巻

メカ丸と呼ばれる呪骸を複数機も動かし戦闘態勢へ。。。!

 

一応は裏切り者ですが、メカ丸さんからすると大したことではない?という認識のようで、余裕で呪術師側の人間として行動しています。

個人的には交流戦の場所をリークしたり割と呪術師側に呪詛師に任命されてもおかしくなさそうに感じるのですが、真人か夏油の首を手土産にすれば戻れるという考えなのかな?

いや、それで済むのか?って疑問が本当に強いのですが、メカ丸さんの行動を見るに大丈夫ってことなのだろうか?

 

メカ丸さんは内通者だけに殺されても別にって感じですが、まぁ頑張れとは言っておきます。

いや、本当に素直に応援できないし、メカ丸さんって天与呪縛で動けない設定だから護衛とか結構いるんだろうとか、メカ丸(ロボット)さん高そうだし、どっかのボンボンだと思ってました。

護衛が全然いないし、違ったのかな?
(;^_^A アセアセ・・・

まとめ|夏油と悟の再開が楽しみ

物語の呪詛師側の最高司令官的な立場で描かれてきた夏油の過去がガッツリと描かれた展開が続きましたが完結しました。

様々な出来事で心が折れてしまい、今となっては呪詛師になり果てた夏油。

夏油には明確な理念があり、ただ倒せばいいという存在ではなくなったのが面白かったですね♪

 

悟を封印する作戦もありますし、封印され力を失った悟が夏油を闇から引きずり戻すのか、それとも悠仁や恵が引きずり戻すのか?

次の決戦的な戦いで夏油が命を落とす可能性は高いと感じていますが、最後は呪詛師としてではなく呪術師として命を落としてほしいと本気で願っています。

だって、悲しすぎますからね。。。

呪術師として十分な力を持っていたのに、強すぎる悟との差を理由に自分を無力だと感じ、自分なりに出来る事を精一杯やると呪詛師になり果ててしまうなんて。。。
il||li(つд-。)il||li

 

夏油をどうにかしてあげください。

本当に冗談抜きで悲しすぎるし助けてあげたい。。。ッ!
o(TヘTo) クゥ

 

先が楽しみ過ぎると同時に、夏油を救ってあげたくなった呪術廻戦9巻の感想でした!
o(* ̄ー ̄)〇グッ♪o(* ̄∇ ̄)ノバーイ♪

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