燈子のことが色々と明らかになり、生徒会劇をやり遂げたことで大きな変化が訪れました!
姉を追うのではなく、燈子が自分自身の道を歩み始めた。
大きな変化が目立つ内容となっており、ハッピーエンドかと思ったのですがまさかの展開が待ち受けていました。
∑(゚Д゚;≡;゚д゚)
衝撃的過ぎた、やがて君になる6巻の感想になります。
要点まとめ
・姉が成し遂げることが出来なかった生徒会劇を無事達成。
・劇中にて燈子の本質に対して突き刺さるセリフ。
・燈子は徐々に変わり始め誰でもない『自分』になっていく。
・侑は燈子に思いを告げるも振られてしまう。
・燈子の『好き』に対する歪んだ考えが明らかになる。
物語は遂にクライマックス!
燈子の姉が成し遂げることが出来なかった生徒会劇を無事にやり遂げ、燈子は『自分』に目覚め始める。
そんな中で侑が燈子に思いを告げる展開が繰り広げられるもまさかのフラれる展開。。。
(; ̄ー ̄川 アセアセ
今後どうなってしまうのか楽しみ過ぎる展開で7巻へ続きました。
というわけで、ここからは気になったところについて触れていきます。
変化:燈子が変わるとき
物語ではついに文化祭にて生徒会劇が行われました。
生徒会劇で披露したのは燈子がヒロインの記憶を失ってしまい、弟・友人・彼女の3人から異なる人物像を聞かされ
どれが本当の自分なのか?
と自分が演じるべき『自分』に悩む物語です。
この劇こそがまさにこれまで『やがて君になる』でここまで描かれた物語の本質でした。
場をひっかきまわしている中心人物である燈子は事故で死んでしまった姉。
燈子が目指し演じてきた完璧な姉を目指して偽りの自分を演じていました。
しかし、姉の同級生から、普段の姉は周りに迷惑をかけるタイプで抜けているところがあり
今の燈子と姉は全然違う
と言われてしまいました。
これがきっかけとなり、自分が演じようとしていた『姉』が本来の姉ではなかった。
この事実を知ってしまうことで、燈子は自分が何をしていたのか悩む描写が増えていきました。
そんな燈子に答えを出したのが、生徒会劇での侑のセリフ。
引用:やがて君になる6巻
『人は誰かにはなれません。あなたはあなたにしかなれない。』
姉にあこがれ、姉のような完璧な少女を演じてきた燈子。
しかし、その実姉とはかけ離れた存在になっていて『自分』を見失いつつあった燈子にグサッと突き刺さる言葉です。
この言葉自体は脚本を考えた天才準モブちゃんが作ったのですが、燈子は
侑がこのセリフを言ってくれたから
この言葉を信じることが出来たと言っています。
まぁなにわともあれ、燈子が誰かを演じるのではなく『自分』というもの。
誰しもが当たり前のように過ごし考えている自分の考えを持てるようになってきたわけです!
姉を目指し完璧な少女を演じてきた燈子。。。
理由を知って見ていて辛いシーンも多かったですが、劇が終わった後。
侑に今の心境を語るのですが、その言葉は勿論ん、表情も印象的で。。。
引用:やがて君になる6巻
『本当に私のものだったらいいなって』
これまでの堅苦しく人とは距離を置き、謎めいた雰囲気を醸し出していた燈子とは思えないほど
想像もできないほど本当に清々しい表情
になっているんです。
人には明かせない悩みで苦しんできた燈子が、自分は自分にしかなれない。
姉を目指し完璧な少女を演じてきた少女がついに自分と向き合おうとしているわけです。
本当に私のものだったらいいのなって発言から分かる通り、まだ受け入れられてはいないようですけどね。
それでも確実にいい方向に成長したし、侑たちとの出会いで確実に変化は訪れた!
本当の燈子が見れる日が来ると思うと楽しみでしかたないです。
これまでもおちゃめな一面は見えていましたし、どんな子なのかなって本当に楽しみですよ♪
ワクo( ̄▽ ̄o)(o ̄▽ ̄)oワク
歪み:『好き』への恐れ
物語の中心にいた燈子が誰を演じるでもない本当の自分と向き合い始めたことで物語もクライマックスに突入。
劇を終え変わりつつある燈子に、侑がついに『好き』という本当の気持ちを打ち明けるんです。
侑の告白に対し燈子の答えは『ごめんなさい』というのもであり、その返事を聞いた侑は走り去ってしまうと。
この後が楽しみな展開なのですが、このシーンにて明かされたのが燈子の歪んだ考えでした。
引用:やがて君になる6巻
「好き」が怖い「こういうあなたが好き」って「こうじゃなくなったら好きじゃなくなる」ってことでしょ?
と、燈子が好きという概念に対して抱いていた歪んだ感情が明らかになりました。
(; ̄ー ̄川 アセアセ
好きという言葉は確かに間違っていないと思うし、姉に憧れ完璧な少女を演じていた燈子からすれば。
確かに「あなたが好きだ」という言葉の意味は「あなたが演じている完璧な少女が好きだ」という意味になり、
完璧を演じていない燈子は好きではない
という風にも捉えることができるのは事実なんです。
極端な考えすぎると感じる方も多いと思いますが、実際に燈子はそう感じていたんです。
だからこそ、『好き』を持たない侑が特別に見えて優しい存在に思え寄り添っていたと。。。
この燈子の気持ちで何に注目すべきかって、それは燈子が姉を目指している自分に昔から嫌気がさしていたってことでしょう。
姉を演じている自分に疲れ果て嫌気も指しているし疑問もあるけど、昔のような誰にも相手にされない姉の陰にいるような自分には戻りたくない。
そんな思いから演じ続けている今のままの自分を無条件で受け入れてくれる人を探していた。
ただ、その『自分を受け入れてくれる人』は完璧を演じている自分を『好き』でない人でならなければらない。
今の自分を好きというのは、本当の自分ではなく演じている完璧な少女が好きだから。。。
歪み切っているように見えますが、しっかり考えれば燈子の言っていることというか考え自体は間違ってはないんですよね。
本当の自分を受け入れてほしいから、完璧な自分を好きじゃない人を探し続けた。
これまでよくわからない人だなって感じていたのですが、ここに来てやっとね。
燈子の苦しみをわかってあげられた気がしました。
演じ続け受け入れられてきたからこそ、本当の自分をさらけ出し拒絶されるのが怖い。
だからこそ、どんな自分でも受け入れてくれる『優しい人』を求めていたということでしょう。
完璧を演じている燈子も、完璧じゃない素の燈子も。
どちらも受け入れてくれる人を探すという考えに至れなかった理由は分かりませんけどね。
大好きで憧れだった姉の死が大きく影響しているのでしょう。
精神が可笑しいとは思うけど、かわいそうだとも思う。
侑を追うべきだと思っていても足にツタみたいなのが纏わりついて終えない描写でしたから尚さらね。
最後は侑と一緒に幸せになってほしいなって思いました。
(ノДT)
まとめ:侑と燈子がくっついて終わってほしい
物語は完全にクライマックス!
姉の死が原因でおかしくなり始めた燈子が『自分』を探し始め、姉を追う存在ではなく自分でありたいと思い始めた。
大きな進歩ですが、侑を追うべきと感じながらも追う事が出来なかったのも事実です。
まだ燈子の中で『好き』という概念が歪みきっているので、あとはそれを改善して侑とくっ付いて終わりなのかな?
紗耶香さんとくっ付いて終わりは勘弁してほしいというか無いと思うんですけどね。
ここまでやったら侑ちゃんとだと思うんですが、どう終わるんだろうか?
なにかやってないことっていうと過激なキスはしちゃったからもう残っているのは。。。
(; ̄ー ̄川 アセアセ
どう終わるのか?
卑猥な何かが脳裏をよぎっていますが、そうでない綺麗な終わりであることを祈るばかりです(笑)
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