創世のタイガ6巻の感想と考察※ネタバレ注意|タイガたちが過去に来た理由は?

こんにちは、漫画大好きなりょう(@mangaryou)です。

創世のタイガ6巻が発売されていたので、今回はその感想になります。

 

6巻の物語は更新世時代と思われる時代に飛ばされたタイガたちが、原住民たちと共に彼らから地上の王と呼ばれているマンモス狩りを決行した続きから描かれました。

人間に比べ圧倒的な大きさ・重量を誇る超巨大なマンモスを更新世時代の武器で倒すという無謀な作戦をタイガは見事に成功させ原住民族から強い信頼を得ることに成功します。

が、過去にもめたネアンデルタール人達が動き出し物語は新たな展開へと発展していくという内容でした。

 

物語が新展開へと進みだし、より面白くなってきた創世のタイガ6巻の感想になります。
※ネタバレ注意

レンの想い|現代に戻れないのは分かってる

更新世に飛ばされてしまったタイガたち7人。

現代から過去に飛ばされてしまい『もう帰れないだろう』という現実を受け入れ始めているメンバーが多く『この時代で如何に効率よく暮らすか?』ということを念頭に動いているメンバーが多数を占め始めています。

その傾向が顕著なのは男性陣で、主人公のタイガは原住民族を率いて遂にはマンモスを仕留めましたし、リクは持ち前の頭脳を使い様々なモノを生み出し原住民族の生活を豊かにしています。

これまでは過去を変えることに反対だったアラタも最近ではタイガやリクの行動に賛同するようになってきており、タイガに戦闘術を教わるようになりました。

 

各々が徐々に過去で生きていくしかないという現実を受け入れ始めてきた状況の中で、男性陣で唯一今なお現代に戻ることを前提に動いているのがレンです。

現代の快適で楽しい生活に戻りたい。。。!と当然のことを願い続けるレンの想いが純粋に辛いシーンが6巻ではありました。

そのシーンというのは、リクが鉄の元となる石を見つけ、製鉄をするために窯を作り始めた際の出来事でした。。。

レン『大量に積み上げて窯を作って…今度は製鉄だ!?

いい加減にしろよ!どこまで歴史を変えちまうつもりなんだ!!?

み 未来にどんな影響が出るか……

このままじゃどんどんオレ達の世界から離れていくんじゃないか!?』

引用:創世のタイガ6巻

過去を変えていくメンバーを見かねたレンは、過去を変える事で未来にどれほどの影響が及ぼされるのか?を心配して声を挙げました。

バタフライエフェクトと呼ばれる『蝶の羽ばたき1つで未来が変わる』とすら唱える学者もいるのが現実であり、レンの言っていることは正しいですよね。

タイガたちが暮らしていた時代では、更新世の時代に鉄はなかったはずであり、リクがやろうとしていることは未来を大きく変えかねませんから。

 

ただ、僕がこのシーンが辛いと感じたのは、過去を変えるべきじゃないと言っているレンだって、実際のところ未来に帰れない可能性が高いことは既に分かっているはずなんです。

奇跡的に過去に飛ばされてしまった自分たちが都合よく奇跡的に現代に帰れる可能性なんてほぼないですし、

現代にもタイムマシンがないという現実から、ロクに部品もない過去でタイムマシンを製作できるわけもないんですから。

既に現代に帰れる可能性が限りなく0に近いことをレンも受け入れているからこそ余計に叫ばずにはいられなかったと思うんです。

 

それと同時に周りのメンバーは徐々に更新世に適応し、タイガは狩猟で活躍し、リクはモノの製造で活躍。

ただでさえ2人に取り残され劣等感を感じている最中、現代に戻る派だったアラタまでもが更新世に対応しようとし始めてしまった。

こうして、遂に7人中4人しかいない男性メンバーで自分だけが現代へ戻りたいという立場となってしまったこと。

そして、更新世へまともに適応も出来ていない自覚はあるが適応し始めるというのは、現代へ帰れないことを受け入れる事になってしまう為に動くことが出来ない。。。

 

ただ単に元の時代に帰って普通の生活をしたいと願っているだけだからこそ、レンの置かれてしまった状況は本当に辛いですよ。

戻れる可能性が低い事を悟りながらも現実を受け入れたくないがために仲間たちに反対意見を言い行動をとってしまっている。

自分の行為が子供じみているということを誰よりも強くレンが感じているのが分かるからこそ、余計に辛いですよね。
o(TヘTo) クゥ

 

『もう帰れない』と受け入れてしまえば楽ですが、それが出来るほど人間の適応能力は高くないですから。

だってもし僕が『唐突にインターネットもスマホも動かない国での生活』を強要されたら納得いかないですし、日本に戻りたいって思いますもん!

駄々をこねても状況は変わらず、その国の生活に適応するしかないってわかっていても、絶対ゴネるし素直に働こうとは思えないしレンと同じ行動をとる自信があります!笑

 

いや。。。

想像するだけで本当にインターネットを奪われただけで辛いので、レンの気持ちは本当に分かる。

インターネットどころかトイレもお風呂も美味しいおやつもないとか、想像するだけで嫌ですから。

大丈夫、僕はレン君の味方です!(意味深)
( ´∀`)bグッ!

 

ちなみにですが、アラタは俺たちが過去に来たのは歴史を正しい方に戻す為では?とも言っています。

。。。元からタイガたちが来るのが前提の未来にいたか、誰かが過去を改変したことになるのでだいぶ妄想が膨らんじゃう一言で楽しませてもらっています。
((o(∇^*o)ワクワク(o*^∇)o))

動き出すネアンデルタール人|戦争の始まりか

タイガたちは現地で仲良くなったホモサピエンスと共に、ネアンデルタール人が集結しているという地点へと向かい無事に撃破しました。

が、集落へと戻ってきたタイガたちを待ち受けていたのは惨状としか言えない集落。。。

アラタ『リカコとユカは?』

リク『いない…オレ達が戻った時にはもう…こうなってたんだ!老人は殺され抵抗した人も……若い女だけ連れ去られたようだ リカコとユカも…!!』

引用:創世のタイガ6巻

タイガたちが迎撃に向かったネアンデルタール人の集団はホモサピエンスの戦士たちをおびき寄せる囮であり、まんまと彼らの作戦に嵌ってしまったわけです。

 

結果としては集落に残っていたリカコとユカが、同じく集落に残っていた多くの女性たちと共に連れ去られてしまうという最悪の事態へと発展。

当然ながらホモサピエンスの集落が黙っているわけがないので、必然的に戦争状態へ突入するのは明白でしょう。

人間同士の戦いが激化していくわけで、ここからどうなってしまうのか?

人を殺すことに躊躇いがなくなってきたタイガですが、戦い方を学んだばかりのアラタはそうはいかないでしょうし、互いの陣営に多くの犠牲が出るのも分かり切っていますから。

 

タイガたちは、敵対中のネアンデルタール人いったいどういった解決策をとるのかが楽しみです♪

ただ単に戦うという蛮行染みた展開になるのか?

それと同時に戸惑いを隠せていないレンがどういった行動に出るのか?などなど。

気になる事が多い所で創世のタイガ6巻は終わりでした。

1巻の壁画に描かれたのはタイガ濃厚

物語の冒頭となる1巻にてタイガたちが過去にタイムスリップしてしまった原因でもある洞窟内の壁画。

そこにはマンモスを討伐する多くの人々と、大型の犬類を背に何かの棒を手にしている男性と思われる人物が多くの人に崇められている姿が描かれていました。

引用:創世のタイガ1巻

この壁画の人物がタイガである可能性は、狼を手名付けた時点でかなり高かったのですが、マンモスを討伐したという事もあり、流石にほぼ確定で良いと思っています。

それと同時に現時点で弓矢は弦が弱く使われていませんが、壁画の人類は弓矢を使用しマンモスを追い込んでいるのでほぼ確実に弓矢は完成すること。

おまけに、タイガがこれまで以上に多くの人々から信仰される可能性が示唆されており、タイガの今後の活躍が楽しみにある伏線でもありますね。

 

まぁもう既にだいぶ活躍しているので今後の活躍ってなにがあるんだろう?って疑問はありますけど。。。
(;^_^A アセアセ・・・

 

だって、地上の王とまで言われていた人間からすると超大型であるマンモス狩りを成功させた時点で、ホモサピエンスは肉に困らなくなったわけですよ。

マンモスを狩猟できるようになったことで、食べ物が安定し尚且つ大量に確保できる。

描かれている時代を見てきた限りでは食料が満足にあるとは言えないので、食の安定というのはホモサピエンスたちにとってめっちゃくちゃ嬉しいことで、タイガにとてつもなく感謝しているはず!

現時点ではタイガが彼らに最も貢献したのはマンモスの狩猟方法を教えた事なのは疑いようがありませんが、それでは壁画の絵ほどには信仰されないような気もするんです。

 

事実として今回のマンモス狩りで死者も出ていますからね。

やはり、弓矢が登場してヨリ安全に確実にマンモスを狩猟できるようになってから、タイガが本格的に信仰されるんですかね?

。。。冷静に文面見かえすと笑うしかないですけど(笑)

まとめと評価|遂にネアンデルタール人と戦争か?

6巻まで来たという事もあり、だいぶタイガたちがこの世界に馴染んできたところでネアンデルタール人との本格的な戦争に発展しそうな展開が描かれました。

戦争に発展しそうではありますが、実際問題としてリカコとユカが捕虜状態であるということを考慮すると。。。

ステルスゲーみたいに暗殺していくのか?

それとも交渉が行われるのか?

どういった解決策が取られるのか?というのが楽しみで仕方ないです♪
ワクo( ̄▽ ̄o)(o ̄▽ ̄)oワク

 

過去の人と現代の人では学んできた事柄が大きく異なるので、平和的な解決が望ましいですが既に集落を襲撃され老人など無抵抗な人々を殺されたホモサピエンスたちの怒りが収まる可能性はないと思うので蛮行ルートかなぁ。。。?

血なまぐさい戦いが繰り広げられそうで、恐いです。

あと、リカコとユカの扱いが楽しみでもあります。
(  ・ิω・ิ)

 

創世のタイガ6巻の感想でした。
o(* ̄ー ̄)〇グッ♪o(* ̄∇ ̄)ノバーイ♪

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