進撃の巨人】完結34巻のあらすじ感想・評価・考察|駄作じゃなく漢気詰まった迷作

こんにちは、漫画・アニメ・ゲームが大好きなオタクのりょう(@mangaryou)です。

今回は進撃の巨人の完結巻となる34巻の感想になります!

始祖の巨人の力を行使しているエレンvsアルミンたちパラディ島勢力という世界の存続を変えた最終決戦!

胸躍る戦いを待ち受けていたのですが、過去・未来に影響を及ぼせる能力が出た時点で駄作だと決めつけていた僕を華麗に裏切ってくれた内容でした!

諌山先生の手腕に感服せずにはいられない内容だったとだけここでは言わせてください!

 

目次ですぐにわかると思うんですが、進撃の巨人34巻の感想・評価・考察・解説になります!

※ネタバレ注意

あらすじと要点まとめ

 

1、エレンとパラディ島勢力の戦いは進撃の巨人を倒しパラディ島側の勝利に終わった。

2、9つの巨人を含み全ての巨人の力が失われ、巨人化していた人間は全て普通の人間になった。

3、世界の8割の人間が命を落とすが、アルミンたちは進撃の巨人を倒した英雄となった。

4、エレン派が支配したパラディ島勢力は生き残るために武装し世界との戦いは継続。

5,英雄となったアルミンたちは和平交渉の為パラディ島へと向かい物語は終わり。

☆1、始祖ユミルはフリッツ王を愛しており、自分との共通点が多かったミカサの記憶を覗き見ていた。

☆2、始祖の力は過去と未来という概念がない。

☆3、内容的に崩壊している駄作(迷作)。

 

 

あらすじなどを箇条書きしましたが、物語の完結としては始祖の力を発動し地ならしを行っていたエレンが、アルミンたちに討たれて終わりという内容でした。

。。。個人的には過去に影響を及ぼすことが出来る能力が出た時点で察していましたが、案の定駄作としか言いようがない終わりです。

全然意味わからないですし、描いている内容的にも矛盾が多く残っているのが現実ですからね。

 

不満大爆発っていう感じですので進撃の巨人ファンには申し訳ない内容になりますが、ここからは不満を感じた点について触れていきます。
(((;´•ω•`;)))

感想・考察・解説

始祖の巨人の能力|エレン何もしてない説

まず最初に感じてしまったのが、エレンという存在が不要だった説。

というよりも、ほぼほぼ確定でエレンは流されただけといいますか、他人が見た未来の通りに動いていたのが確定してしまった点について触れていきます。

アルミン『それが…勲章授与式で見た未来…それからずっと1人で…辛かったよね…』

エレン『アルミン…オレは…頭がめちゃくちゃになっちまった…

始祖のもたらす影響には過去も未来も無い…同時に存在する

だから…仕方がなかったんだよ…』

引用:進撃の巨人34巻

始祖のもたらす力には過去も未来も無く同時に存在しているそうです。

。。。この発言がエレンが必要なかったというか、過去、もしくは未来の誰かが思い描いた通りにエレンが動いただけというのが確定している理由を解説しておきます。

 

エレンが未来から過去に影響を与えている描写があった時点でその能力はわかっていました。

が、問題なのは過去に始祖の巨人を継承した王家の血を持つ人も同じ状態になっているということになっているという点です。

つまりはエレンが始祖の力?(進撃って発言はブラフだったの?)で過去に影響を及ぼせた時点で未来から過去に影響を及ぼすことは可能となっていました。

 

が、今回の発言にて過去と未来が同時に存在すると発言しているので必然的に過去から未来に干渉も可能であるということになります。

過去も未来も同時に存在しているわけですからね。。。
( ̄▽ ̄;)

 

 

そして、巨人大戦として描かれた過去が存在していますが、この時期には始祖の力=王家が掌握していたというのは確定しています。

こうなってしまうと、過去の始祖の継承者たちは未来を知ったうえで、エレンが生まれる未来を選択したということになるわけです。

過去の時点ではエレンは生まれていませんが、過去も未来も無いのであれば過去に存在した始祖の継承者たちも同じく過去と未来を生きているといえるわけですが過去に生きている時点で未来の変更には影響を及ぼすことはできますよね?

最悪自殺でもすれば未来はかわりますし、自分の子供が継承する未来の結果エレンが生まれるなら子供を産まない未来を選択すればいいわけですから。

 

 

難しくなってしまうのですが、過去と未来という概念がほぼ無いのではなく認識が難しくなるだけでありこの能力内容であれば過去のほうが圧倒的に有利なわけです。

そのため、エレンが選択した結果の大虐殺・地ならしではなく誰かがこの結末を知ったうえで都合よくエレンに選択させたというのが正しい解釈でしょう。

なので、エレンが悪いわけではないということになりますね。

能力的に自分では何ひとつ選べない状況に陥っているので他の誰かの思惑通りに動いたというよりも、そうなる未来にエレンがたまたま選ばれただけです。

 

 

まぁここまで解説した通り内容としてはぐちゃぐちゃです。

よくある未来が過去に影響を及ぼせるものであることですが、冷静に考えると意味不明な物語になり果ててしまう。

それが過去や未来に影響を及ぼせる能力なので、駄作でしかないのはちょっと前にわかり切っていましたが好きな漫画だっただけに残念な終わりだといって強引にまとめておきます。

 

 

ちなみにですが、この能力内容だとエレンが取った可能性がある未来との戦いにすら発展しかねないので意味不明です。

巨人の力がなくなるのが困るので存在しうる時点の未来が過去に介入してエレンの選択を変える(エレンが父にしている)ことが出来るわけですから。

諌山先生が自ら選択した未来()を投げたとしか思えない展開の数々でした(笑)

始祖ユミルは変態ドMでした。

糞みたいな物語として幕を閉じた進撃の巨人ですが、個人的に楽しかったのは始祖ユミルの性癖(笑)

なんかいい感じの物語にしようとしたのはわかるのですが。。。


アルミン『一体何が…彼女をそうさせたのかな…』

エレン『「道」で彼女に触れて…感じたことがある…信じられなかったけど…

始祖ユミルは…フリッツ王を愛していた

それが2千年経ってもユミルを縛り付けていたものの正体だ』

引用:進撃の巨人34巻

始祖ユミルが変態ドMだったという点に触れていきましょう!

そもそもの話として始祖ユミルは奴隷の少女であり、フリッツ王に濡れ衣を着せられた後に人や犬に狩りの獲物の如く追いかけられた過去があります。

その際に偶然にも巨人の力を手に入れたわけですね。

 

これまではどういった経緯で強大な始祖の巨人の力を持ちながらフリッツ王に従っていたのかがわからなかったのですが、どうやら愛していたようです。

ここまでされた相手を愛するとか、もう変態ドMとして表現できないですよね?

えっ?

下ネタになっちゃうけど、3人の娘を授かった際のプレイとか相当ハードだったんじゃない?とか思っちゃうよ。

再生する身体だから常軌を逸したプレイでも耐えられるもんね!

薄い本期待しています(笑)

 

12年も描いた作品のラストでこれはさすがに投げ過ぎだと思うんですけど。。。

やってられない!っていう諌山先生の魂の叫びを感じる始祖ユミル変態ドM転落物語(笑)

このシーンで言いたい本当のこと

もう矛盾点を触れる必要性もないと思うのですが、ちょっとツボっちゃったので触れさせてください(笑)

ミカサ『あなたの愛は長い悪夢だったと思う もう…奪われた命は帰ってこない…それでも

あなたに生み出された命があるから私がいる』

引用:進撃の巨人34巻

フリッツ王に投げられた槍をユミルが身を挺してかばった過去が改変されているようなので、未来により過去が変わったようですが。。。

巨人の力がなければ奴隷だったユミルがフリッツ王の妃になることは出来なかったはずなんてところには触れませんよ!

前述した通りきっと身体の相性が良かったからですよね!
( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )

 

 

話を戻しまして、なんかパッと見だといい感じのシーンにしたかったんでしょ?って思っちゃうこのシーンなのですが!

実は本当に大事なのはフリッツ王に放たれた槍を身を挺してユミルがかばった際にも、この程度で死なないことは知っているってフリッツ王が言っていたことです。

 

強大な巨人の力を持っているユミルが生身でも再生できるってなんで知ってたんだろ?って思ってたのですが解決しましたね!

夜の営みの際に知ったんですよね!

そのころから伏線を張っていたなんて。。。ッ!

もう始祖ユミルとフリッツ王の薄い本が楽しみすぎてたまらないです(笑)

 

諌山先生はここまで読み切って最終巻を駄作というか、薄い本への伏線に変えてくれたんですよね!

12年も連載した作品で漢気見せてくれるなんて、多くの作者さんに見習ってほしい(絶対やめてください)。

 

 

ちなみにですが、過去が変わっている時点で巨人科学の副産物と言われていたアッカーマン一族は存在しない可能性が高い。

なので、迫害も受けていない可能性が高くアッカーマンと東洋人のハーフであるミカサが生まれている可能性はほぼありません。

というか、アッカーマン一族なのにお父さん弱すぎだよねと過去に胸に秘めた疑問もぶちまけておきます(笑)

×アルミン馬鹿すぎ問題〇薄い本への伏線!

特に触れてなかったのですが、ここまで書いてたら見方が変わってきた展開があるので触れておきますね!

いや、諌山先生の為にも触れさせてください!

 

是非触れさせてほしいのは、33巻からの続きでアルミンたちが進撃の巨人の背中に飛び乗ったのちの出来事でした!

アルミンが超大型巨人出現時の爆風で吹き飛ばす決意をした直後の出来事です!

 

引用:進撃の巨人34巻

始祖ユミルが操る巨人により口を塞がれてしまい、巨人化できないアルミン。。。笑

普通に考えれば最終決戦で敵の背中に飛び乗る前にアルミンなら9つの巨人継承者たちにあらかじめ傷を作っておく作戦を取るはずじゃ。。。?とか思った人は甘いです!
(@_@)

 

これは34巻にて唐突にブッコみ始めた諌山先生の薄い本へのプレゼントシーンなんですよ、きっと!

アニメ版でもアルミンの声優さんは井上麻里奈(いのうえ まりな)さんが勤めている男キャラなのに可愛さを持ち合わせたキャラクターですからね!

それが変態ドMに襲われるとか、もうこれは完全に薄い本への導きで間違いないッ!

 

フリッツ王からユミルを救うつもりだったアルミンが、変態ドMのユミルに折檻される展開。。。!

創作意欲を沸かせる素晴らしい展開ですよね♪

期待していますよ!
ヽ(=´▽`=)ノ

 

まとめ・評価|薄い本に全てを託した迷作

もう12年も読み続けてきた人々を薄い本へ導く諌山先生の漢気!

コロナ渦で開催されているけど全くいけないコミケですが、コロナ収束後が楽しみだなぁ♪

ユミルとフリッツ王はもちろんのこと、アルミンとユミルもあるわけですからね!
ワク(灬ºωº灬)テカ

 

それにしても最初は本当に駄作だと持っていたのですが、ブログでしっかりと整理してみたら迷作でした!

いやぁ~最初に読んだときは駄作だと思ったのですが、過去・未来に影響を及ぼせる能力を出しながら駄作ではなく迷作にまで持ち直す諌山先生の手腕には感服しました!

すごいなぁ!

12年間を続けた作品で最後の最後にはトリックプレーを仕込んでくるとは、多くの漫画を読んできたつもりですが予想外の迷作として僕の胸に刻んでおきます。

 

マジでこんなラストになるとはなぁ。。。

斜め上を行くってこういうことなんだろうなぁ。。。

全然どうやってまとめたらいいのかわからないのですが、迷作であってますよね?

 

いや、自分なりの考えを書けばいいのだから進撃の巨人は迷作でした!

12年間を無に帰してくれてありがとうございます!

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

またのご来訪お待ちしております。
(o´・ω・`o)ノシ

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