一般的に年齢の表現をする際に出てくるのが、数え年と満年齢という表現です。
特に子供のお祭りである七五三などの様々な行事では、どっちの年齢を指しているのかが分からなくなることが多かったり。
また大人になり、神社に行った際に『満○歳は今年は厄年です』なんて書かれているのを目にしたり。
理解しておかないとふとした時に迷ってしまうのが、数え年と満年齢でもあります。
知らないと困る場合も多い事柄ですので、今回は数え年と満年齢の違い。
そして、それぞれの数え方について紹介していきます!
満年齢とは:一般的な年齢
分かりやすくするために、満年齢から説明していきます。
まずこの満年齢の読み方ですが、これは
満年齢=まんねんれい
と、そのまま読めば問題ありません。
ちょっとおかしな聞こえになりますが、これが正しい読み方です。
読み方が分かったところで、この満年齢はどういった年齢を指しているのか?についてです。
満年齢とは、一般的に年齢を数える場合の年齢です。
具体的に言いますと、生れてから誕生日を迎えるごとに1歳年を取っていく誕生日の数え方です。
例を上げて置きます。
2018年1月1日に生れたのであれば、2019年1月1日を迎えて1歳になる。
という、一般的に使われている年齢の数え方であり、誕生日のロウソクの本数などがこれに当たります。
余談ですが、日本の法律では誕生日を迎える定義は
誕生日の前日が終わった時
となっていますので、誕生日を迎えた日に年齢が1つ進む満年齢と実質的に同じ定義が使われています。
ちなみにですが、この定義は4年に1度しか誕生日が来ないうるう年の2月29日生まれに対応しているモノと思われます。
前日が終わるという定義であれば、4年に1度しか訪れない2月29日を迎えなくとも、2月28日が終わった時点で年齢が進む。
これによって、珍しい誕生日の人も法律上問題なく年齢を勧めることが出来ますからね。
数え年とは:年齢の数え方
満年齢を紹介しましたので、ここからは比較対象である数え年について紹介します。
まずこの数え年の読み方ですが、満年齢と同じく
数え年=かぞえどし
とそのまま読めば問題のない言葉になります。
この数え年の細かな説明をする前に、分かりやすいと思いますので例題を上げます。
2018年1月1日~12月31日までに生まれた人はその時点で1歳であり、2019年1月1日を迎えたら2歳になる。
というのが、数え年の概念です。
0歳という概念が存在しておらず、生まれたその年が1歳目となること。
そして、何月何日に生まれても生まれた年が終わりを迎え新年を迎えた時点で全員が1歳を取ることが特徴です。
。。。元日に対しての有難みは、数え年の方がかなぁ~り深くなりそうではあります(笑)
2つの違いは:年齢の概念の違い
満年齢と数え年について紹介しましたので違いをまとめておきます。
満年齢と数え年が大きくことなるのは、年齢の数え方でありその違いは大きく2つ。
生れた時点が0歳か1歳か?
歳が加算されるのが誕生日か新年(元日)か?
という考え方の違いになります。
つまり、生れた時点は0歳で誕生日を迎えて1歳になるのが満年齢。
生れた時点で1歳であり新年を迎えた時点で2歳になるのが数え年です。
基本的には満年齢を使われていますので、数え年が特殊な年齢の数え方であるとも言えます。
なので、覚えておき安くすために
数え方は自分の年齢+1歳の年齢
とでも覚えておくのがいいと思います。
余裕があれば数え年での年齢の加算方法は元日を迎えたタイミングであるという点も覚えておくと良いでしょう。
満年齢と早生まれの関係性
満年齢についてしらべていると、早生まれの関係性についての話がチラホラと登場していましたので紹介しておきます。
ここまで紹介した通り満年齢とは誕生日を迎える度に1歳上がっていく仕組みです。
それに対し、早生れというのは4月1日以前に生まれた人を指す言葉です。
なので、既に満年齢という言葉を理解した人からすると意味が分からないと思います。
そもそもこの2つの言葉に接点がありませんから。
答えを出しておくと、満年齢と早生まれには関係性はない。
とても単純な答えになりますが関係性は一切ありません。
まとめ:基本は満年齢
満年齢と数え年をまとめましたが、基本的な年齢の数え方として使われているのがは満年齢です。
誕生日を迎えた際に1歳進んでいく仕組みになっている年齢の数え方が一般的ですからね。
覚えるのであれば、現代としては異端である数え年だけ覚えておくのが良さそうです。
何度も言うようですが、数え年は
生れた時点で1歳で、元日を迎える度に1歳進む。
という考え方で、一般的ではないのでおかしな気もしますがこれが数え年の概念です。
数え年の年齢は実年齢+1歳と覚えておけばいいので、そこまで難しくはないと思いますけどね。
使う機会が非常に少ない年齢の数え方なので、覚えておいてもメリットは薄そうですが、覚えておいて損はないでしょう!
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