こんにちは、漫画大好きなりょう(@mangaryou)です。
今回は朱海平原の戦いを描いているキングダム56巻が発売されたので、その感想になります。
王翦と李牧の戦いはいったいいつまで続くのか?という純粋な疑問がありますし、本当にグダついているとしか言いようが無い戦いですけどね。
史実を元にしている物語上、秦国最強・王翦vs趙国最強・李牧の戦いであり、趙という国が落ちる要因となる戦いなので仕方ない気もしています。
が、結局はそれを差し引いても長いとは言わせてもらいます。
ちょっと長引いている戦いに対しての愚痴が入りましたが、キングダム56巻の感想になります。
※ネタバレ注意
王翦の野望|李牧すらも勧誘
遂に朱海平原の戦いは最終日に突入し、秦国軍を率いる王翦将軍の主力部隊と趙国軍を率いる李牧軍がぶつかりました。
両将軍の指揮で戦う両軍の戦いは拮抗するなか、李牧軍の穴を突き一時的に王翦軍が有利に立ち李牧軍を一網打尽にすると思いきや。
王翦将軍は優位を手にした軍の攻撃を辞めさせてまで、なぜか秦軍と趙軍の最前線へと姿を現します。
この奇行としか言いようが無い王翦の行為を、なぜか読んでいた李牧も最前線へと姿を現し2人の会話が始まるのですがその内容は。。。
李牧『何が言いたいのです 王翦』
王翦『その才覚を虚しくするなと言っているのだ 私と一緒に来い李牧 お前が私と組み力を貸すなら 2人で全く新しい最強の国を作ることが出来る』
引用:キングダム56巻
王翦は李牧に対し趙国は『李牧が居るから持ち堪えているだけ』であり李牧が仕える価値の無い国であること。
そして、李牧が自分と共にくれば2人で新しい最強の国を作れると李牧に語りました。
(´-ω-`;)ゞ
これまでにも王翦が敵将を勧誘する姿は描かれてきましたが、李牧すらも勧誘しちゃう狂いっぷり。
おまけに、自分で国を作るという野望を明確に口にしたので、キングダムの中では最後まで自分の国を作りたいという野望を抱いている将軍として描かれそうです。
特に史実では『李信将軍の戯言を理由で王翦将軍は将軍の地位をはく奪される』わけですが、キングダム内では国を作りたいという野望を理由に政に将軍の位をはく奪されることになる道が見えました。
つまり、今回の出来事は。。。!
王翦は国を作りたい野望で首を切られて、昌平君は楚の媧燐の弟設定にして秦に反乱を起こす。
こんな感じでキングダムの最後の戦いが幕を開けて終わることになる伏線であるといえますね。
w( ̄Д ̄;)w
とまぁ、先の伏線はさて置きまして今回の2人の会話は最終的に李牧が『趙国を滅ぼすことは私が決してさせませんよ』と切り返して終わりました。
最後まで戦う意志を示した李牧に対し、王翦は必ず後悔することになると返し朱海平原の戦いは再び激戦へ。
多くの死者を出し続けている戦いが、決着不可避の最終局面へと突入したという流れでした。
秦右翼の戦い|尭雲の最後の言葉
王翦軍の中央が李牧軍と戦うなかで、信が所属し王賁と共に率いている右翼でも、趙国左翼の実質大将・尭雲との最後の戦いが繰り広げられました。
前日の戦いで負傷していた信と王賁でしたが、尭雲の元に先にたどり着き一騎打ちに臨んだのは王翦の息子である王賁であり、戦いの結果は。。。!
引用:キングダム56巻
寸前の戦いの中で王賁の槍が尭雲を貫き無事に勝利を収めました!
(((o(*゚▽゚*)o)))
長かった右翼の戦いに決着がついたのですが、尭雲は最後の力を振り絞り藺相如(りんしょうじょ)から託された言葉を信と王賁に伝えました。
その内容というのは『何があろうと必ず 振り上げた刃は 必ず 最後まで 振り下ろせ』という言葉でした。
これが何を意味するのかは当然ですが、7国統一という秦を除く6国に対して振り下ろした刃を最後まで。。。
つまり、中華(中元)統一という秦国王・政が掲げ始めた戦争を、最後まで戦い抜けという意味合いでしょう!
敵将が最後に残したのが『意志を貫き最後まで戦え』という意味合いの言葉であり、良い言葉といえばいい言葉なのですけどね。
冷静に考えると誰に言われるでもなく、普通に考えてわかる通り信や王賁だけではなく、秦国の将軍級の武将たちは分かって戦いに臨んでいるのでは?と本気で思いましたけどね。
いや、だって政だけではなく総司令の昌平君も全て滅ぼすって過去に武将たちの前で明言しているはずですから。
(; ̄ー ̄川 アセアセ
長引かせて藺相如からの言葉がこれかよっ!?ってのは本当に思いました。
もう分かってるよ???
滅ぼされる6国が納得いかないっていう想いなんて。。。
そんなことは理解した上で信は政の想いを成し遂げるために戦っているはずなんだからさ。
今更この言葉はいらないでしょ?って本気で思うし、納得いかないわ。
(ー’`ー;)
信vs龐煖|龐煖との最後の戦い?
王賁が趙国左翼の実質大将・尭雲を打ち取り中央の戦いへと突撃を開始した秦右翼!
中央では王翦将軍と李牧の軍が拮抗していたので、当然ですが秦右翼の到着で戦場は圧倒的な優勢へと変化するはずなのですが、李牧は最後にして最強のカードを用意していました。
当然ですがその最強のカードとは、作中で最も熱い漢だった王騎将軍を打ち取った。。。
李牧『私は”答えに導く者”だったはず あなたの求める”答え”を今持っているのは別の人間です
そして あなた自身も気づいているはずです それが…誰であるのかを』
引用:キングダム56巻
龐煖さんは未だに李牧に言いように使われる悲しい男として趙国をさまよっていたようです。。。
ヾ(´▽`;)ゝ
いやぁ~史実を無視して龐煖を無理に最強キャラにした結果として、最強なのに最後の最後まで李牧に言いように使われるしょうもないキャラになり果ててしまっている感が否めません。
延々と李牧と龐煖が『答えは?答えは?答えは?』と繰り返していて、もう完全にネタの領域なんですよ。
だって、今の李牧と龐煖の関係って『答え教えて欲しいなら首獲ってきなさい!』っていう状態で、龐煖は李牧の犬状態ですからね?(笑)
そろそろ見飽きたといいますか、こんな浅い関係性の2人は見てられないよ?
だって、薄い本にしてくださいと言わんばかりですからね?
李牧『答えが欲しいなら受け入れなさい( ー`дー´)』
龐煖『あっあっあぁぁあぁあぁ』
。。。wwww
(=ω=*)
まとめ|熱い展開の連続は何処へ…
キングダム56巻の感想としては、やっとこ朱海平原の戦いが終わりそうに見せつつ後1巻はガッツリ朱海平原の戦いを描きそうな気がしています。
普通に今後の展開として予想できるのは以下。
・李牧と王翦の本軍の戦い。
・信と龐煖の戦い。
たった2つの出来事ですが、今の原先生からは物語を先に進める意思を感じないので、余裕で1巻は尺を稼いでくれるでしょう(嫌味)
はぁ。。。熱い展開が続くのがキングダムの良い所であり、文字通り熱い漫画だったんですけどね。
今となっては本当に平原という戦場がピッタリなほどにすぅーと読み飛ばすに値する起伏の無い内容になり果てています。
朱海平原後の展開には素直に期待したいですけど、このペースで行くと普通に休載もあるレベルかなって本気で感じています。
それほどまでに今のキングダムはツマラナイし、なんで20年一冊目にキングダムを選んだんだろう?って本気で後悔しています。
最後にまとめの言葉を一言!
今後の盛り返しに素直に期待したい!
(*。>ω<)ノシ マタネッ♪
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