上弦の鬼と柱の戦いがメインとなっている鬼滅の刃14巻の感想です。
珍しく柱の過去回想が入り、柱の掘り下げも熱かったのですが全体的に気になってしまったのは様々な疑問というべきか、疑惑というべきかの出来事でした。
カッコイイシーンのはずが、冷静に考えると『???』と強い疑問を感じる展開が多く個人的にはそっちが気になったので気になったところをメインに書いています。
言葉選びのセンスというか、冷静に見るとおかしなこと言ってる人が居て本当に困惑しています。
鬼滅の刃14巻の感想です!
※ネタバレ注意
目次
上弦の鬼を圧倒する無一郎|柱達はお遊び半分で鬼殺隊にいる疑惑
14巻の物語では敵の最大戦力である上弦の鬼が2体も襲来するという異常な展開が描かれました。
今回登場している上弦の鬼とは設定上ではめちゃくちゃ強いとされており、主人公の炭治郎が所属する鬼殺隊の最大戦力である『柱』ですら1体も倒せず百年の時が過ぎているという話でした。
が。。。
14巻にて死闘の末に『霞柱』の無一郎が単独で撃破してしまいました。
引用:鬼滅の刃14巻
展開的に、これまでの鬼殺隊とは違い上弦の鬼すら倒せる逸材揃いということなのでしょうが、あっけないというか上弦の鬼の強さがイマイチ伝わってこなかったのが残念に感じています。
無一郎のとんでもなさもイマイチ伝わってきませんし、上弦の鬼もこの程度か。。。っていうのが読者としての本音です。
これ程度を長い年月の間、倒せず苦戦していたと考えるとどうしても前任の柱達が弱すぎだろと思わざるを得なかったです。
(; ̄ー ̄川 アセアセ
また今回の展開でも気になったのが、そもそもの話として鬼殺隊側は長年の間上弦の鬼たちを倒せずに居たのになぜ『柱』を基本的に単独行動をとらせているのか?ということです。
事実として、単独で行動していたが故に炎柱・杏寿郎は上弦の鬼・猗窩座に殺されてしまいましたから。。。
普通に考えれば、技なり呼吸なりで相性のいい2人をペアで行動させ上弦の鬼を倒すのが無難ですよね?
2人でも倒せないなら上弦の鬼と遭遇した際は足止めを前提に戦い、その後の増援を待ってから仕留めるなりと、上弦の鬼の実力がこの程度であれば倒す方法はあったはずです。
今回の無一郎の戦いを見る限り、上弦の鬼は柱が2人いれば十分に倒せる程度の実力しかなく、それを長年倒せなかった鬼殺隊の作戦に問題があったとしか思えません。
仮に問題があるのが作戦ではなく個性の強い『柱』達が連携を嫌がったということであるのであれば、鬼側の実質最大戦力である上弦の鬼を倒す為にすら自分の意思を捨てられ無い時点で彼らはお遊び半分で鬼殺隊をやっているのは疑いようが無いでしょう。
鬼殺隊として鬼を倒すことよりも、気に食わない奴と一緒に居たくないというチープな理由で人々を守らなかったわけですからね。
現役の柱は上弦の鬼を倒しているので強く言いたくないですが、歴代の柱はゴミ揃いだったというのが現状での悲しい現実です。
なので、柱が共闘出来ない理由を捻じ込んで『柱達は自分本位な理由で鬼に殺される人々を見殺しにし続けたゴミ達だった』という事実をもみ消してくれるのを待っています。
柱級は呼吸などの理由で反発して力半減しちゃうからなどの理由で『自分本位の理由で共闘しなかったわけではないよ』って捻じ込んで欲しいんですが、それをしちゃうと今度はジャンプで言う『友情・努力・勝利』の友情部分が崩壊する不安はありますが。。。
柱級は共闘すると反発するから共闘出来ないとしちゃうと成長したのちに柱級になった炭治郎や善逸の共闘路線が消えてしまうわけですからね。
まぁ日の呼吸はどの呼吸とも相性抜群だから。。。!ってすればまだセーフだと思うので過去の柱達が共闘しなかった理由が出てくるのを素直に期待しています。
恋柱・甘露寺 蜜璃|鬼殺隊の選抜試験で人がいっぱい死んでるはずだけど…
上弦の鬼が2体現れるという絶望的な展開でしたが、霞柱に続き恋柱・甘露寺 蜜璃(かんじろ みつり)も救援に駆けつけてくれました!
恋柱という柱名からめっちゃくちゃ頼りなく感じていたのですが、戦闘スタイルはリボンのようにしなる刀を使用する独特なものであり、その実力は上弦の鬼を足止めし炭治郎たちを守れるほどのモノでした。
引用:鬼滅の刃14巻
ただ、疑問に感じてしまったのが蜜璃さんが発した『仲間は絶対死なせないから』という発言です。
蜜璃さんの言い分からは鬼殺隊が自分の居場所であり、あくまでも鬼殺隊に所属している人を仲間としているとも捉えられるのですけど。。。
これって非情すぎません?
だって、鬼殺隊になる為の『選別試験』はクレイモアばりに…ガチバトルを未熟な訓練生たちに強要し、多くの人が命を落としているのですからね。
蜜璃さんの精神的部分で考えられるパターンとしては3つ。
1、選抜試験での犠牲者を知らないスタンスで貫くつもり(知らないはずはない)。
2、自分の目の前の鬼殺隊の人だけを守るという意味合い(鬼殺隊は鬼から無力な人を守るのが目的のはず)。
3、柱が協力すれば上弦の鬼を倒せたであろうという事実と発言から鬼殺隊以外の人間はいくら殺されても良い(居心地の良い鬼殺隊を守りたい疑惑)。
いずれも人を守る気はなく、一番良くて自分の居場所である鬼殺隊の存続のために戦っているだけ疑惑の恋柱さんでした。。。
((((;≡д≡;i))))ヵ゙タヵ゙タ㌦㌦…
弦弥の特異体質は一時的な鬼化|凄いけど凄い疑問に感じている
物語にて登場し能力が描かれたのが炭治郎と同期で鬼殺隊に入隊した弦弥です。
これまでも上弦の鬼との戦いで重傷を負いながらも死なないという驚異の生命力を見せていたのですが、その仕組みは鬼化でした。
引用:鬼滅の刃14巻
特異体質故に鬼殺隊で唯一、短時間の鬼化が出来るという素晴らしい能力です!
鬼の力が使えることで驚異的な生命力があるわけですから、実質的に鬼に殺されることは無いといって良いのでしょう。
鬼を殺すには特別な刀が必要ですが、鬼がそれを用意するのは至難の技でしょうから。
が、疑問に感じてしまったのは鬼化に必要なのが『優れた咬合力と特殊な消化器官』ということです。
咬合力というのは噛む力であり、消化器官に至っては言うまでもなく食べたものなどを消化する器官です。
。。。いや、これじゃ鬼化できなくないですか?笑
全然全くといって良いほどに納得いかないんですけど?
だって、噛む力と特殊な消化器官があるだけで鬼化できるはずがないです!
どういう原理なんだろうか?って疑問もあるのですが、説明来ても絶対に納得できない自信があります。
絶対に無理でしょ。。。?
噛む力と消化器官だけで人間が鬼化なんて絶対に出来るわけない。
結構な漫画やアニメを見ていますが、どうしても納得できない解説とも言えない解説がきて困惑したので触れさせてもらいました。
まぁ作者である吾峠呼世晴先生が出来るというのであれば出来るのでしょうけど、原理の解説が来ても納得は出来ない自信があります。
大事なことなので2度言わせてもらいました。
( ー`дー´)キリッ
評価とまとめ|展開的に大きく動く前触れ
・霞柱の活躍で上弦の伍を撃破。
・恋柱の登場で炭治郎たちが対峙している上弦の肆を追い詰めている。
・全体的にバトルと柱の掘り下げ重視。
物語は上弦の鬼との戦いや柱の過去がガッツリ描かれていた印象です。
全体的には納得がいかないことと強く疑問に感じることが多かったのは事実ですし、今後の物語でしっかりと柱達が自分たちのツマラナイ理由で共闘していなかったわけではないとしっかり描いてほしいとは思います。
全体的に言葉選びや設定がふわふわしている感じがハンパなく、柱の過去を描く前に詰めることがあったのでは?と感じる内容だったとまとめておきます。
作品としては前々から気になっていたけど、パロディ系がちょいちょい?の表現でいいのか戸惑うほどに出てくるのがあんまり好きではないです。
七つの大罪も同じ理由であんまり好きじゃないですし、長引かないことを信じて最後まで読んでこうと思います。
(*。>ω<)ノシ
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