今際の路のアリス2巻のあらすじ感想※ネタバレ注意|独裁者を煽り倒すアリス…

こんにちは、漫画大好きなりょう(@mangaryou)です。

今回は今際の国のアリスのスピンオフ作品となる、今際の路のアリス2巻の感想になります!

 

今作は絵札の12枚のトランプを1枚づつ保有している12名のメンバーによる目的不明の京都から東京への旅を描いています。

1巻では軽めの謎があった程度ですが、2巻目から物語のスピードは一気に加速!

泥沼通り越して、異常者の集まりとしか思えない状況へと変貌し物語としては面白いのですが、怖すぎる展開へと発展していった内容でした。
( ̄▽ ̄;)

 

マジで全員我が強すぎるとしか思えなかった今際の路のアリス2巻の感想です!
※ネタバレ注意

ユラとアジキを殺した犯人と殺しの理由

キャンピングカーのナンバープレート裏に隠されていた2枚のトランプ。。。

それに気が付いた唯一の存在であるアリスは、誰が殺人犯かわからないため誰にも相談できず1人で犯人を捜すことを決意しました。

 

犯人を特定するためにアリスが取った策はアリスはトランプの隠し場所であるキャンピングカーのナンバープレートに対し、それぞれが近づいた回数を秘かにカウントするというもの。

単純な方法ですが、犯人は隠し場所に近づきたくないという心理が働くことを考慮すると、心理的には理にかなった策ともいえる作戦ですね。

 

アリスがとった作戦の結果として、キャンピングカーのナンバープレート付近に近づいた回数が0回と、極端に回数が低かった人物。。。

キマリさんが2人を殺した可能性が最も高いとし、アリスは2人きりのタイミングで直接聞くという大胆過ぎる行動に出ました!

普通に考えると2人も殺した犯人と2人きりになるのは非常に危険であり、非効率すぎる行動に思えるのですが結果としては。。。

 

キマリ『君に全てを話せないが…オレは君の敵じゃない。

それだけは信じてくれ。…などという、都合のいい事しかいうことが出来ない…』

アリス『問題を先送りにしているのはわかってるけど…今はまだ、皆には黙っておきます…』

キマリ『そんなに今の関係を守りたいのか?

所詮は…一時しのぎの「仲良しごっこ」だぞ…』

引用:今際の路のアリス2巻

 

キマリは2人の殺害を認めたのちに、アリスの敵ではないことを信じてくれという意味深発言。

さらには、『一時しのぎの仲良しごっこ』という、今ともに東京を目指している仲間たちが仲良くするのは不可能だと言わんばかりの発言も飛び出しました。
(;´・ω・)

 

スペードのキングを持っているキマリは1巻にて、指輪をはめた後に何かの記憶を思い出した描写が描かれていたのですが、今回の発言とその描写。。。

つまりはキマリが思い出した記憶は無関係とは思えません。

そう考えると、12名のメンバーが京都に集められた理由を知っている可能性が高く、それ故に元より仲良くできるメンバーではないというのを知っていたということになりますよね?

そして、記憶が消える前の状況でキマリとアリスの中は悪くはなかった、もしくは同じ志で行動していた可能性が急浮上してきたわけです。

 

もちろん、キマリは2人を殺した犯人であることをアリスに知られてしまったという揺るがない事実から嘘をついている可能性もありますけどね。

2人きりという殺すには絶好の状況下で、アリスを不安に感じながら嘘を付くなら殺したほうが早いとも思えるので、キマリの発言自体に嘘はないのでしょう。

 

そう考えると本当に意味深発言で、なぜわざわざキマリがアリスに事実を打ち明けたのか?という理由がわからない。。。

物語が進んでいけばわかることなのでしょうが、知られてはマズイ事実をアリスに知られてしまったという状況下で殺さない理由とはいったい何なのか?

2人の過去の関係と、キマリの目的が気になってしかたない展開でした!

 

仲良しごっこの終わりと独裁の始まり

キマリの発言通りに東京を目指していたメンバーの仲良しごっこは崩壊してしまいました。

 

崩壊した理由は、大きく3つ。

予想以上に行路が荒れ果てており、木々や土砂が道を塞いでいるたびに猛暑の中、メンバーたちの力仕事が続いてしまい、元々なぜ京都で目覚めたのかも分からず、東京にたどり着いても意味があるのかわからないという厳しい精神状況をより一層悪化させてしまったこと。

ミト君がキーナに好意を持つと同時にキーナに好意を持たれていると思いこみ強引な行動をとるも、そこにアリスが姿を現しキーナと共に逃げとても険悪になってしまったこと。

そして、クキさんがアリスのスカートの中を盗撮するも、スマホのバッテリーが切れてしまいキャンピングカーのバッテリーを使い充電した結果、鍵を回したままにしてしまいキャンピングカーのバッテリーが上がり車がつかえなくなってしまったこと。

 

結果としては悪いことが重なりみんなの精神状況が悪化、クキさんのバッテリー上がりというやらかしに銃を隠し持っていたハヨンによる独裁ごっこが幕を開けてしまいました。

独裁を始めたハヨンは自分にとって使い道がなく、足手まといとしか思えないメンバーを切り捨てることを宣言するのですが。。。

 

ガモン『ミトがクキにしたように、アリスがキーナを手錠で繋げば、オレ達の仲間に加えてやるってのは…?どっちにしろトランプは預かるが。』

引用:今際の路のアリス2巻

使い道がないと判断されるも、バッテリーを上げてしまった犯人であるクキさんを手錠で標識の棒の部分につなぐことを条件にミト君はハヨン側についたわけですが、同じことをキーナに対してアリスもしろと強要するという独裁らしい厳しい展開へと発展。。。
( ̄▽ ̄;)

 

ただでさえ精神的にも厳しい中、怒り狂うハヨンに銃口を向けられながらもアリスが出した答えはトミーさんのハートのキングを含めた3枚のトランプをハヨンに渡すと同時に、トランプを取り返すための行動も絶対に取らないことを約束するという選択でした。

しかし、その際のアリスの目を見たハヨンは『オマエはどっかまだ、戦う人間の目をしてやがる…』と銃を下すどころか余計にアリスを撃ち殺す決意を固めてしまうという展開へ発展。。。

 

その結果、今のアリスにとって出来ることがキマリが2人を殺した犯人だと告発することしか残されておらず、キマリが2人を殺しナンバープレート裏に2枚のトランプが隠されていることを告発。

それを聞きハヨンの気がキマリにそれた一瞬をつきキーナと共にジャングルへと姿を消し、最悪の結末を逃れることに成功。

ただ、本当の問題の始まりはここからで。。。

ミト『1枚しか…ねーんスけど…?』

アリス『1枚だけ、持ってきちゃった』

引用:今際の路のアリス2巻

キーナと共にジャングルへと逃げた際にアリスは2枚のトランプの内1枚を隠し持って逃げているという大胆過ぎる行動に出ていました。。。
((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

 

いやいやいやいや。。。

キマリが隠していた2枚トランプのうち1枚を持って逃げてきちゃったら、トランプに執着してるハヨンさんが追ってくるの目に見えてるじゃん?

ヤバいよこれ。。。

ガチでハヨンの事を煽り倒してるようなものだからね?

 

マジでアリスちゃん何やってんだよ。。。

全部あいつらの思い通りにさせちゃうなんて、悔しいじゃん?とか言ってる場合じゃないんだよ。。。

ハヨンさんがガチギレすることくらいわかってただろ?
(;;;°;ω°;):

 

こうして、アリスの無駄な行動によりガチギレしたハヨンさんとその仲間である姉・アヨン、殺人鬼・キマリ、ガモン、ミト君の計4名がアリスとキーナを追いかけるという当然の展開へ。。。

おとなしくトランプ渡して逃げれば追ってくることはなかっただろうに、アリスのおかげでキーナも非常に危険な状態へと陥ってしまう急展開へと発展しました。。。

なにやってんだよ。。。マジで。。。
(;´Д`A “`

実質的に黒幕状態のガモンの目的

様々な事件が起こった結果として、ハヨンの独裁が始まってしまったのですが、手錠で柱に繋がれたクキさんに対しガモンが語ったのは悪意の塊としか言えない真相。。。

 

ガモン『オレは、人に愛されたくて、心理学と脳科学を研究した。だが結局手に入ったのは、人を操る好奇心と愉悦だけだったよ…

アンタに…ここから生き延びるチャンスを置いてってやるよ…

もっとオレを楽しませてくれ。

この極限から這い出て、立派な怪物となって、俺を殺しに来い。』

引用:今際の路のアリス2巻

キャンピングカーのバッテリー上がりの真相は、クキさんのやらかしではなく深夜にクキさんがバッテリーでスマホを充電していることを知ったガモンが、秘かに鍵を回した状態に戻しバッテリーを上げさせたという驚愕の真実でした。。。

もうヤダ…誰も信頼できない…
(((;´•ω•`;)))

 

実質的にハヨンを暴走させたのもガモンさんだし、完全にコイツは害悪。。。

旅の仲間にいちゃいけない存在としか言いようがないし、キマリさんがサクッと殺しておいてくれればもう少し長く仲良しごっこが続けられたと確信しています。

。。。まぁあくまでも『仲良しごっこ』であり、いつかは崩壊していた関係だとも思えてしまうのが本当に残念ですけどね。

 

映画とか見る人にはわかると思いますが、完全にSAW (ソウ)ネタ状態。

柱をハンマーで折るのではなく、自らの手をハンマーでつぶし手錠から抜け出せという意味合いで間違いないでしょう。

クキさんにそれが出来ればモンスターの出来上がりっていうところは、ガモンさんに同意ですが、序盤からさらにモンスターが増えるのは勘弁してほしいなぁっていう本音があります。

既にだいぶ腐りきったモンスターだらけの集いですからね、このペースだと本当に何人死ぬかわかりませんから。。。
(>∇<;)

 

まとめ|元・今際の国民確定でいいと思う

1巻目でもほぼほぼ確定で良いと思っていましたが、2巻目にして今回の登場人物である12名の正体は今際の国の国民。

つまりは、強制参加のデスゲームを生き残り今際の国にとどまることを選んだ12名なのだと個人的には確信しました。

 

ヤバい奴らが多すぎますし、普通に考えてキーナとミト君以外は我が強すぎて異常者ですからね。

もちろんといいますか、個人的にはその筆頭がメインヒロインのアリスなんですけど(笑)

あのタイミングでハヨンさん煽り倒すとかマジでどうかしてるぜッ!…www

正真正銘1番いかれてるよ。。。

 

加速していく物語ですが、今後一体どうなっていくのか?

というか、怒り狂うハヨンの追撃をアリスはかわすことが出来るのか?

クラブのキングが助けに来るくらいしかアリスとキーナが逃げ切れる未来が見えませんし、最後の1人が登場するには早すぎるけど悪いタイミングではないかなって思っているので期待しておきます!笑

助けに来てください。

マジで。。。
ԅ(¯﹃¯ԅ)

 

物語急加速し過ぎた感しかない今際の路のアリス2巻の感想でした!
((ヾ(*´・ω・)ノ゙)) マタネー♪

 

続きとなる今際の路のアリス3巻の感想はこちらです。

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