ガンプラ世界大会とは?審査方法や優勝作品が評価される理由は?

毎年行われているガンプラの世界大会をご存知でしょうか?

あまり知名度は高くないと思いますが、ガンプラを題材にしたアニメ・ビルドファイターズのヒットがきっかけとなり注目が集まっている大会です!

 

創作意欲にまみれたガンプラから、基本に忠実にMSを再現したガンプラまで!

本当に多種多様で様々なガンプラが登場するイベントです!

 

ガンプラを作るにせよ見るにせよ!

ガンプラ好きには堪らないイベントですので、今回はガンプラの世界大会について紹介していきます。

ガンプラ世界大会とは:大会の流れ

ガンプラ世界大会と呼ばれる大会の正式名称は、ガンプラビルダーズワールドカップです。

略称はGBWCで、それぞれの意味合いを起動時の雰囲気に合わせて紹介しますと以下。

Ganpla:ガンダム

Builders:ビルダーズ

World:ワールド

Cup:カップ

の頭文字をとってGBWCという略称になっています。

 

GBWCと聞くと少しダサく感じますし、略称を無理やりにGundam(ガンダム)にしてくれればガンプラファンとしては良かったのにって本音はあります。

もしくはGunpla(ガンプラ)でも可(笑)

少なくともこの名称からは愛を感じられません!

 

話を戻して、この大会名称にワールドという表現がある様に参加国は全世界で17か国に及びます!

2013年より始まり徐々に参加国が増え18年現在の参加国は以下です。

日本
台湾
香港
中国
韓国
タイ
シンガポール
マレーシア
インドネシア
フィリピン
オーストラリア
フランス
イタリア
アメリカ
カナダ
ベトナム

の17か国です。

 

アジア圏から欧米圏まで広い範囲が対象になる大会です。

全国からの予選を勝ち抜いたビルダーが本選となる17カ国の戦いで雌雄を決する。

それがガンプラビルダーズワールドカップです。

エントリー条件:年齢別コース

ガンプラ世界大会に出場するにはコースが2つある事を覚えておきましょう。

 

エントリーコースは2つです。

数え年で15歳以上が対象となるオープンコース

数え年で14歳以下が対象となるジュニアコース

の2通りです。

 

数え年での数え方になる点には要注意です。

ちなみにですが、数え年というのは12月31日を跨いだ時点で誕生日を迎えるという数え方です。

詳しくはこちらで解説していますので、分からないのであれば目を通して置くことをお勧めします。

満年齢と数え年の違いは?満年齢と早生まれの関係性は無い!

 

自分が範囲に指定されているコースを選択し、下記の方法からエントリーしてください。

GBWCの公式ページからエントリー

バンダイホビーショップからエントリー

となります。

 

どちらでも応募は可能ですが、エントリーにはガンプラ作品の画像が必要になります。

製作後のガンプラをしっかりと写真に収め、エントリー時に画像として添付しましょう。

審査方法:優勝ガンプラに思うこと

審査方法について紹介していきます。

審査の基準として挙げられているのは、たったの3つです。

工作

塗装

アイディア

というガンプラを作る技術に塗る技術、そして独創的なアイディアです

 

イメージがし難いと思いますので、過去の優勝作品を見ていきましょう。

2016年度に優勝したのがこちらのガンプラ。

義経と弁慶を彷彿とさせるガンプラに仕上がっており、分かりやすくするために後ろには桜と5条大橋と書かれた鳥居が見えます。

弁慶と義経が最初に戦った5条大橋の戦いを再現しているわけです!

 

この作品に対して僕が感じたのは、ガンダムはロボットであり、本来であれば未来を感じる作品です。

しかし、その本来ある未来のイメージを上手に殺し、あろうことか義経と弁慶という過去の人物。

日本で非常に知名度の高い2人を再現し、ギャップを生み出したことが評価されたのだと思います。

 

工作や塗装は勿論、アイディアという意味では非常に評価できる作品であり優勝したのは納得できます!

 

次に見て欲しいのが2017年度の優勝ガンプラ。

去年の独創性あふれる物とは大きく異なるガンプラが優勝しています。

優勝したのはガンダム試作3号機とド派手でロマンが詰まったアームド・ベース『オーキス』のコンビです。

ただの試作3号機とオーキスであり、言ってしまえばただのデンドロビウムです。

 

なぜこの作品が優勝したのか?

それは、このデンドロビウムのガンプラはHGUCシリーズ。

初心者向きの1/144シリーズですら、完成時に1mを超える化物でありパーフェクトグレードの箱を超えるパーツ内容量です。

その為、初心者が組み立てるには無謀とも言えるプラモデルなんです。

 

非常にパーツが多く組み立てが難しいガンプラであるステイメン&オーキス。

これを完璧に組み上げた工作技術に、それを完璧に塗り上げた塗装技術。

アイディアという意味合いでは、評価は低いと思いますがそれを補うには十分な工作技術と塗装技術があるので優勝したのでしょう。

 

2作共に優勝作品には見事ととしか言いようがない作品です。

求められる方向性

優勝作品を見て、個人的に優勝に必要だと思ったのは登場作品を理解することだと思います。

 

ガンプラには必然的に登場した作品があり、それをイメージするのは当たり前です。

そのガンダムが登場する世界観だったり物語の内容だったり。

そういったものを上手に生かし、別のモノに例えていくアイディアが必要だと感じます。

 

工作技術や塗装技術は勿論重要ですが、作品の元となっている2016年に優勝している五条大橋を背景にした義経と弁慶。

ガンダムという未来をイメージする物で過去の偉人を生み出すなど。

作品に限らずガンダムという作品から受ける当然のイメージを逆手に取ってみたりすることが重要でしょう。

 

言ってしまえばギャップ。

カッコよさだけではなく、それが何を意味しているのか?

出来る限り深い意味合いを持たせ、パッと見た時の美しさとそれを見ていくことでわかる物語を生み出すことが重要だと思います。

まとめ:毎年楽しみ

毎年行われているガンプラ世界高い。

知名度はまだまだ低いですが、上手なガンプラというだけではなく世界観を活かしたガンプラが多く登場してくれるのが嬉しい所です。

登場作品をうまく生かしたり、そこからのギャップで見ていくほど凄みが湧く作品など。

本当に様々ありますので毎年楽しみな大会です。

 

今年はどんなアイディアがつまったガンプラが優勝するのか?

アニメ作で、ガンプラは自由!という表現まで登場しましたし、独創性に溢れながらも何かを訴えかけてくるガンプラ作品が出てきてくれることに期待しています!

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