虫籠のカガステル1巻 感想『絶望の世界で思い知る人の強さ!』

虫籠のカガステル1巻

虫籠(むしかご)のカガステルは、カガステルと呼ばれる人間を化け物に変える『奇病』が蔓延した世界で繰り広げられる物語で、ジャンルはダークファンタジー。

戦うシーンよりも、絶望しかないような世界でも強く生きていく人間たちの姿が印象に残っています。

ダークファンタジーが好きって方は是非読んでみてくださいね♪

 

それでは、虫籠のカガステル1巻の感想です!
※ネタバレあるんで注意してください。

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虫籠のカガステル1巻の感想

駆逐屋・キドウ

物語の舞台は2125年。

『カガステル』と呼ばれる奇病により社会秩序が崩壊した世界

 

このカガステルという奇病は人間の1000人に1人が発症し、発症すると体は巨大な虫に変貌…

さらに、変貌後は自我を失い人間を捕食するようになるだけではなく、虫へと変貌を遂げた者同士で交尾をし、繁殖していくという悪夢のような奇病なんです。

 

そんな奇病により人口の2/3が死滅した世界で繰り広げられる物語の主人公はキドウ。

虫籠のカガステル1巻 19p虫籠のカガステル1巻 19p

キドウは、カガステルに変貌した人を駆逐する駆逐屋と呼ばれる職業で生計を立てていて、生身でありながらバケモノ染みたカガステルを駆逐するという高い身体能力の持ち主。

さらに、キドウは過去にとんでもない何かが起きたみたいらしい『極東』の出身者で、駆逐屋の中でもトップクラスの戦闘能力とカガステルの生態などの知識を持っているみたい。

 

人間をも捕食するバケモノ・カガステルを駆逐しているということで、駆逐屋は英雄視されてもおかしくないんだけど、この世界では駆逐屋はあまり良く思われていないんです。

それはなぜかというと、人間がカガステルに変貌を遂げるまでの約20分の間に、対象が人間の意識を保っている状況で人を殺すこともあるから…

勿論、駆逐屋たちの行動っていうのは残った人類のためなわけで、カガステル発症者を治す手段がない以上仕方がない事なんだけど、奇病が発症したからと言っても身内を殺された側からすれば『仕方ない』とは思えないですよ…

だって、バケモノに変貌するといっても元は身内だし、身内なら化け物になっても自我を保てるんじゃないかとか、色々考えちゃいますもん。

ましてや、安全のためとはいえ完全に変貌を遂げる前…人間の姿や意識を保ったまま殺されちゃ、身内としては駆逐屋を恨まざるを得ないですよね。

 

そんなこともあり、命懸けで化け物・カガステルと戦っているにも関わらず、まっとうな評価を受けられないどころか恨まれるという、メリットがないと思わざるを得ない職業が駆逐屋だけど、そんななりたいと微塵も思えない糞みたいな職業を、何を思ってか続けているのが主人公のキドウ。

キドウとイリの出会いが厳しい世界を物語っている!

駆逐屋のキドウに命を救わることになったのがヒロインのイリなんだけど、2人の初対面っていうのが厳しい世界をもの語っていて…

虫籠のカガステル1巻 25p虫籠のカガステル1巻 25p

『父親の遺言だ 母親が見つかるまで手を貸してやる だが自分から立つ気のないヤツは助けようがない 生きる気がないならここで死ね』

 

父が死んだという現実を受け入れられずにパニック状態のイリに対し、キドウがかけたのは優しい言葉ではなく、ただただ現実を突きつける言葉。

一見すれば、父を失ったばかりの子に優しい言葉のひとつもかけられないキドウの精神を疑いたくなるところだけど、このカガステルで文明が崩壊寸前の世界では、誰かに甘えようとするようじゃとても生きていけない。

小さな希望でもそれを手掛かりに今日を生き、今日を生きる努力を…覚悟をしないと、とてもじゃないけど生きていけない世界なんです。

 

厳しい言葉を浴びせつつも、『母親がみつかるまで~』とキドウの素直じゃないやさしさが滲み出ていたり、受け入れがたい現実を突きつけられても生きる為に立ち上がるイリの姿とか…
(ノ_-。)

読み返した時に、めっちゃこの物語の面白さが出てるところだと感じたシーンです。
感(┳∧┳)動

 

生きる希望と人間の強さ!

奇病により人間を喰らう化け物・カガステルが大量発生…

これにより、栄えてい社会秩序が崩壊し文明も廃れていき、まともな生活すら送れない…

おまけに、いつ自分がカガステルに変貌してもおかしくないという絶望ばかりで、本当に生きていくのも嫌になる世界なわけです。

 

でも、この世界に住んでいる人たちを見ていると、絶望的な世界でも前を向こうとする人間の強さっていうのを思い知らされて…

虫籠のカガステル1巻 73p虫籠のカガステル1巻 73p

『キレイだろー?この西ゲートから見える夕日は05の観光名所になってたんだぜ?』

 

名所になっていた場所と言っているわけで、おそらくカガステルとの戦いで何もない…言い方悪いけど糞みたいな景色になってしまった場所を少年は『綺麗だ』って言うんです。

そして、どんなに時が経ってもこの場所が『自分の故郷だと胸を張って思い出す』と、こんな戦いの後がくっきり残ってしまっている景色ですらも、生きる希望に変えているんですよ。
(ρ゚∩゚) グスン

 

この世界の厳しさが良く分かるし、本当にこの世界に生きている人たちの強さを感じざるを得なかった!

ただ文明が廃れただけじゃなくて、自分がカガステルに変貌する可能性まである絶望まみれの糞みたいな世界でこんなに一生懸命生きようとしている姿を見ると、頑張ろうって思わざるを得ないよね…頑張ろうッ!

虫籠のカガステル1巻を読み終えて

奇病により人間が、人間を喰らう巨大な昆虫カガステルに変貌し、変貌した人間たちによって社会秩序が崩壊してしまった世界で繰り広げられる物語です。

 

主人公のキドウが駆逐屋として、バケモノと戦っているにもかかわらず報われないというか、まっとうな評価を受けられない職業を続けている理由も気になるし

ヒロインのイリが、唯一の肉親を失い、この絶望の世界で孤独になってしまったけど、それでも前を向きいて生きていこうとする姿や、崩壊した世界で必死に生きようとする人たちの姿が印象的だった♪

 

これから彼らがまともな希望を見出すことが非常に難しい世界で、どんな希望を胸に生きていくのか?

そして、カガステルと呼ばれる化け物たちが大量発生している世界がどんな結末を迎えるのか?

物語だけじゃなくて、それぞれの成長や生きていく希望が気になる虫籠のカガステル1巻の感想でした!
o( ̄∇ ̄o)グッ!!(∇ ̄ )クル(  )クル(  ̄∇)クル(o ̄∇ ̄)ノバーイ

最後まで読んでくれてありがとうございます(´▽`*)
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